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【楽な仕事】高速道路の料金所の仕事内容

高速道路の料金所のスタッフは、年配の方が多く、あまり体力は使わない意外な穴場の仕事です。

そして、会社が無くなるという心配もない、長期安定している仕事でもあります。

また、人間関係の煩わしさの少ない料金所の仕事は、中途採用で入るにはおすすめ

そんな高速道路の収受業務について、実際に働いていた方に取材してみました。

『週末まで長い・・・』5日間連続の勤務が辛いと感じる人向け

日本全国に高速道路が走っていますが、そのほとんどは有料区間ですので料金を徴収します。

最近ではETC車が増えたので、現金で支払う人もだんだんと減ってはいますが、まだ完全には機械には移行していません。

入り口で通行券を取り、目的地では現金で支払う人も、まだまだたくさんいるのです。

 

また、ETC走行であっても、利用証明書が必要な場合には出口では一般レーンに行きます。

機械化が進んでいく今後も、レーンの監視業務やトラブル対応などもあるため、仕事が無くなることは考えにくいです。

 

【人間関係】平均年齢が高いスタッフが多い料金所の職員

高速道路を利用してみると、料金所のスタッフの平均年齢が高いと感じたことはありませんか?

これは、ほどんどのスタッフが中途採用で入社しているからなんです。

 

その理由としては、ある程度の人生経験を積んだ人を採用したいと考えで、以前は新卒での採用を控えていたことによります。

また、50代半ばで定年退職と決まっている、自衛隊の方の再就職先としても人気があり、知り合いから紹介される形で入社する人もいます。

そのため、職場の雰囲気は50、60代が中心の職場ですので、かなり落ち着いた雰囲気になります。

 

やはり、ある程度の人生経験を積んだ、落ち着いた人が多くなることで、出世競争などのストレスも少なくなります。

また、交代制の勤務になりますので、複雑な人間関係のない、少人数での気を遣わない環境ともいえます。

 

職場の人間関係

24時間365日を休みなく営業するために、1つの料金所あたり職員は10人程度。

交代で休むので、一日に勤務するのはそのうち3名程度。

さらに3名が交代で休憩を取りますので、一人で仕事をする時間が長くなります。

人間関係といっても、すれ違いの時間が多いため、同じ料金所の職員でも、月に数回しか顔を見ない場合もあるのです。

だからこそ、人間関係で悩むこと自体が少なくなります。

 

【待遇面】給料は安いが、そのぶん体力的には楽

高速道路の料金所を運営するのは、昔は道路公団と言いましたが、現在はネクスコという民間企業です。

全国で展開しているため、地域によっての給料の開きがあり、会社も、ネクスコ東日本、中日本、西日本に分かれています。

そのうち通行料金を取り扱うのが、子会社であるネクスコ・トールになります。

 

待遇面

相場としては、初任給で手取り15~16万円

これにプラスして賞与は年2回きちんとあり、年収で300万円弱といったところ

役職が1段階上がっていく毎に、これに30万円程度プラスになっていく

 

このように、けっして高くはない給料ですが、そのぶん仕事内容は体力的には楽です。

その業務は、交代での料金の収受業務・監視業務が中心になりますが、力作業などはないので楽だと感じるでしょう。

 

そして、会社は安定性があり、福利厚生もしっかりしています。

仕事を失うという心配をすることなく、安定して働くことができます。

 

【仕事内容】イメージよりも意外と覚えることが多い

入社すると、前のイメージとは違い、覚えることの多さに驚かれると思います。

まずは監視する機器の操作と、収受機の基本的な操作を覚えます。

 

そして、まずは通行料金を間違いなく管理することが重要です。

そのために、車種の判別が必要なスキルとなります。

 

車種判別

高速道路では、普通車・軽自動車・中型車・大型車・特大車の、5種類の車の大きさにより料金が異なるため、一瞬でその判断ができるように覚えなければなりません。

すぐ判断できないときは、車検証を見せてもらう等の対応が必要です。

 

また、割引するかどうかの判断もあります。

ETCは車種によって土日割引になりますし、平日は全車種が深夜割引が適用されます。

警察や消防、救急車などの緊急車両は無料。

 

面白いのが、自衛隊は有料だけど、アメリカ軍は無料なんです。

それに加えて現在は、原発の被災者が無料で通行できます。

 

そして大切なのが、通行台数と通行券の管理です。

通行券の枚数は、お金と同じように徹底的に管理されています。

 

また、どんなに少ない通行台数の料金所でも、何かしらのトラブルは発生します。

そのトラブルを素早く対処して、他のお客さんがスムーズに通行できるようにするのも大切な仕事です。

 

清掃

事務所、レーン、ブースの清掃を定期的に行う必要があります。

また、雪が積もる地域での勤務となる場合には、雪かきもあります。

雪でセンサーを遮らないように、常に監視していなければなりません。

 

どんなトラブルがあるのか?

料金所の仕事は、トラブル対応を冷静に行えるかどうかが大切です。

具体的なトラブル事例

  • 入口で通行券を取り忘れた、途中で落としてしまった、入口料金所の情報が入っていないETCカードのお客さんを、手入力で対応
  • 読み込めないカードを提示された場合の対応
  • 故障した車を積んできた場合や代車に乗り換えてきた場合の対応
  • 財布を忘れた等、料金を支払えないお客さんを事務所にて対応
  • ETCカード情報の通行経路が不明なお客さんや、入った料金所と同じ料金所で下りようとしたUターンお客さんの情報聞き取りと料金計算
  • ETC通信ができなかった理由を判別し、場合によっては現場に出向いて対応
  • 通行券が出てこない場合の原因の特定、場合によっては手渡し対応
  • ETCバーに接触した場合の復旧作業
  • 機器故障による一般レーンとの混在運用への切り替え
  • 通行止め対応

今回の事例は基本のトラブル対応です。

こんな事例が日常的に起こります。

またこれ以外にも、滅多には起こらないですが、さらに大変な特異事例もあり得ます。

 

勤務中のトイレはどうするのか?

仕事中のトイレ

ブースに入って勤務するのは、交代制です。

その間のトイレについては

1時間~2時間ごとに勤務交代となるので、あまり水分ばかりは取らない方がいいです。

特に冬場はトイレが近くなりますので、自己管理が重要になってきます。

 

しかし、お腹を壊しているときなど、急にくる場合はどうしたらよいのでしょう?

 

これは仕方がないですし、お互い様です。

どうしても我慢できない時は、接客にも影響が出ますので、内線で呼び出して待機者に交代してもらうことも可能です。

 

このようにトイレに関しては、『自己管理が必要だが、どうしようもない場合には交代してもらえる』ということになりますね。

ですので、そこまで心配する必要はありません。

 

ブースの中はどのような環境なのか?

料金所で働く場合のメインの仕事は、ブースでの収受業務と監視業務になります。

そのうちブースの中は、広い空間ではないですが、冷暖房完備で後ろには椅子が置いてあります。

目の前には収受機が置いてあり、そこへお客さんが持ってきた通行券やETCカードを入れて、料金を案内しています。

 

お客さんが来ない時間帯は椅子に座って待つことができますが、来た時には絶対にお迎えをしなければならないため、常に前方に注意を払う必要があります。

もしもお客さんが来た時に椅子に座っていたり、ウトウトして一瞬眠ってしまっていたなんてことがあると、すぐにクレームにつながります。

お金を払って高速道路を利用しているのですから、少しでも待たされるのは苦情につながってしまうということですね。

 

また、一人で仕事をできるから気楽だと言っても、ブースの中は常に監視カメラで見られています。

その映像や音声は、事務所のモニターでつねに流れています。

これが苦痛だという意見も多いですが、いつの間にか慣れるそうです(待機者もずっと見ているわけではなく、何かトラブルがあった時だけ見ています)

 

このような環境で働くのですが、冷暖房完備と言っても、窓は開いていますので当然に風は入ってきますから冬場は寒くなります。

また、夏場は虫が入ってきますので、気になる人は防虫対策も必要です。

 

【余暇を楽しめる】普通の会社務めとは違う勤務形態

日曜日の夕方

テレビでサザエさんをやっていると、明日は月曜日か・・・と憂鬱になる。

こんな経験は、サラリーマンなら誰しもが感じたことありませんか?

 

楽しかった休みが終わってしまって明日からまた長い一週間が始まる・・・

こんな風に、日曜日の夜を過ごす人も多いです。

 

しかし、高速道路の料金所のスタッフの仕事は、このような土日が休みの普通のサラリーマンとは違う、少し変わった1週間を過ごしています。

料金所のスタッフには土日の連休や、お盆や正月などの長期連休もありません。

その代わりに、基本的に1回仕事に行けば休みなんです。

これが最大の特徴で、最もメリットとなる部分です。

 

え?1回仕事に行くだけで、休みなの?

毎朝出勤している方は、そう思われるでしょう。

これはなぜかと言うと、1回の出勤で2日分働いているためです。

 

料金所の仕事の1日の流れ

1回の勤務で2日分働くというのはどういうことなのか、1勤務の流れを解説していきたいと思います。

その地域により勤務の仕方は多少異なりますが、通常は1回の勤務が24時間連続勤務となっています。

 

24時間勤務の内訳

勤務が16時間、休憩8時間の合計24時間です。

この16時間のうち、約半分がブースでのお客様対応で、残りが事務所での待機時間となります。

休憩時間は8時間となっていますが、そのうち夜間には4時間ほどの仮眠時間もあります。

 

まとめ

  • ブースでの接客 約8時間
  • 事務所での待機時間 約8時間
  • 休憩時間 4時間
  • 仮眠時間 4時間
    (トータル24時間)

このような時間配分となります。

 

つまり、朝に家を出発して、仕事を終えて帰ってくるのは次の日の朝となるのです。

その1回で二日分を働いた計算になります(朝9:00から翌朝9:00まで)

 

そのため、1回勤務すると家に返ってきた当日とその次の日は休みです。

少ない時間ではありますが、一応仮眠はしてますので、仕事明けの朝は眠いですが出かけることはできます。

人によっては実家の農作業をしたり、家族と買い物に出かけたり、趣味の時間にも使えるでしょう。

次の日も休みだと思うと、多少眠くてもゆとりが持てます。

 

このような変則的な勤務を繰り返すので、普通のサラリーマンよりも意外に自分の時間を持つことが可能です。

平日に休みになると言うのも、どこに行っても空いているのでメリットも多いですね。

 

その代わりにはなりますが、お盆や正月も連休を取得することはできません。

一番忙しい時期にも重なりますので、通常勤務が続きます(取得できても2、3連休まで)

 

この勤務形態は、ホテルのフロント業務などでも見られる方式ですね。

ホテルのフロントで働いた経験がある方と話すと「この勤務形態を一度やると、週末まで5日間も連続で働かなければならない普通のサラリーマンはできなくなる」とよく聞きます。

確かに1回出勤すれば休みだと考えると、かなり気分的に楽ですよね。

普通のサラリーマンは、月曜日は一番疲れている顔をして出勤しています。

 

【精神的な疲れ】料金所の仕事は接客業です

高速道路の料金所のスタッフは、短い時間ではありますが、人と接する仕事です。

そのため、少なからず【精神的な疲れ】はあります。

他の業種とは違い料金所の仕事は、例えば、1分待たせてしまっただけでも、ものすごく怒られる場合もあります。

人間ですから処理をミスすることもありますし、機械も古いので、故障もします。

 

待たせてしまったお客さんがイライラするのは、お金を払って時間を買ってるのですから、無理もないですね。

 

しかし、飲食業界やコールセンターなどと比較すれば、高速道路の料金所の仕事は、1人のお客さんの対応時間は数十秒と短いです。

話す言葉も定型文が決まっていますので、ストレスを受けないよう自分なりに対応が可能です。

 

【自動化の流れ】客からのストレスを避けたい場合

口下手でコミュニケーション能力が不足しているという方は、なるべく人と接しなくても良い環境で働きたいですよね。

料金所の仕事も、どんどん機械化が進んできています。

今後は取り扱い台数の少ない料金所から自動精算機(MIC)が置かれるようになり、徐々に客と対面しての応対よりも、機器の監視業務が中心になっていくでしょう。

 

もし、お客さんからのストレスを避けたいのであれば、最初から接客のないスマートICでの勤務を希望するか、全ての車線が自動精算機(MIC)を導入してある料金所での勤務を希望するというのも良いかもしれません。

 

まとめ

高速道路の料金所のスタッフとして働くメリットとデメリットについてまとめました。

メリットについて

サラリーマンのように1週間連続で勤務する必要がないので、日曜日の夜に憂鬱になることもありません。

1回の勤務(24時間)が終わると、その当日と翌日はゆっくり過ごせます。

考え方によっては、一回仕事に行けば、その後まるまる2日間を、自分の時間として過ごせるのです。

 

また、仕事は肉体労働ではないため、体力的には楽です(雪かきはあり)

そのため、年配の方でも無理なく定年まで仕事をすることができます。

 

さらに、この仕事の最大のメリットとしては、出世が早いことがあげられます。

定年間近の人も多いため、まじめに頑張れば、どんどん役職が上がっていきます。

そのため、スタッフとして入社した人が数年でサブチーフから、チーフ、副所長となり、そして料金所長まで10年かからずに到達する人も多いです。

出世すればもちろん給料も上がっていきますので、やりがいも出てきますね。

 

デメリットについて

仕事が肉体的に楽な分、給料は通常の会社よりは若干安くなります。

さらに、人と接する仕事なので、精神的なストレスは多少なりともあります。

 

もし精神的なストレスを普通の人よりも多く受けてしまう内向的な人は、最初からスマートICか、自動精算機(MIC)を設置している料金所での監視業務を希望する手もあります。

 

もう一つのデメリットは、長期連休が取れなくなることです。

一応休みの希望日は出すことができますが、連休と言っても2連休、何か特別旅行にでも行くという場合でも3連休が限度です。

大きなケガでもしない限り、1週間以上の長期連休は取得することができませんから、お盆やお正月は実家に帰れると言っても数日だけになります。

 

以上が高速道路の料金所スタッフの解説でした。

給料はそんなに高くないですが、会社が無くなる心配はないですし、安定していますし、真面目に頑張れば出世も早いです。

また、客からのストレスを避けることができる完全な監視業務という場合もあり、なかなかオススメできる【穴場の職場】です。

 

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-肉体的に楽な仕事