ホテルのフロントの仕事は、接客もあり大変
そんなイメージもあって、口下手で内向的な人にとっては難しく、敬遠してしまいますよね。
でも、同じフロントでも『ナイトフロント』という仕事もあります。
こちらは通常のフロントとはいろいろ違い、条件によっては【楽な仕事】に入ります。
一人または少人数で仕事ができますので、人間関係のわずらわしさからは解放される仕事です。
そんなホテルのナイトフロントについて、解説していきたいと思います。
人気の仕事のためライバルは多い
ホテルのナイトフロントの仕事は、昼間のフロントの接客に比べて、『別の仕事』といってもいいくらいです。
コミュニケーション能力がそれほど高くない人でもできる仕事です。
ですが、人気の仕事のため競争率は高く、面接の時にはきちんと対応しないと通ることは難しいです。
なめたような態度や、普段着で面接に来るような人は、アルバイトではないので受かることは難しいでしょう。
もしもあなたがコミュ障の人なら、面接の当日を突破するために大切なことがあります!
夜間のフロント業務に求められる人材は、昼間とは少し違うのです。
そこを理解しながら面接に望むといいです。
それは、
コミュニケーション能力の無さを、誠実さや真面目さでカバーする
これで何とかなるかもしれません。
というのも、この仕事は夜間に一人または少人数で行う仕事ですので、信用のない人間を雇うわけにはいかないのです。
ペラペラと口は上手いけど、ちょっと信用できない人間と
多少は口下手でも、お客さんにが不快にならない普通の接客ができて、誠実で信頼できる人間なら
信頼する人間が優先されます。
責任者が不在の間で仕事を任されるのですから、当然そうなりますね。
仕事内容と勤務時間
どんな仕事内容や勤務時間なのかは、ホテルによって異なるため、一概には言えません。
中には大変なナイトフロントの求人もあるようです(大きいホテルで、夜間も仕事量が多いなど。)
共通するのは、主に次のような業務があります。
- チェックイン、チェックアウト対応
- 電話応対
- 館内の見回り
- 夜間のお客様対応
- 事務所や館内の清掃
このような業務がありますが、忙しく働く時間は最初と最後の方に偏っています。
夜中はほとんど自由に過ごすことができる場合が多いです。
この仕事のメリット
ナイトフロントの仕事には普通のサラリーマンからすれば、羨ましい点がたくさんあります。
- 夜間に一人または二人などの少人数で働けるため、人間関係の煩わしさ等のストレスが少ない。
- 深夜は仕事が少ないので、勤務時間といえどもある程度自由に楽にしていられる。
- 給料も深夜割増(25%増)となるため、仕事の楽さの割には稼げます。
サラリーマンのように、常に働いていないとダメな環境と違うので、魅力がありますね。
気を付けなければいけない大きな問題
ナイトフロントの仕事は、夜に働き、昼間は家に帰って休むというように、完全に昼夜が逆転してしまいます。
長年この仕事を続けると、知らず知らずのうちに自分が思っている以上に体を酷使することになります。
私の友人は、夜勤で自律神経失調症になってしまいました。
彼はナイトフロントではなく、普通の工場の夜勤だったのですが、昼間は明るく眠りも浅くなったり、食生活も乱れてしまったそうです。
ですから、たとえ仕事は楽でも、体には大きな負担となっていたりします。
また、求人を選ぶ際の注意点として、最初から仮眠時間が設けられている場合注意です。
その場合夜間の仮眠時間は給料が発生しないなんてことも考えられます。
夜間はそのまま仕事の時間として給料の発生する求人を選びましょう。
給料などの待遇面は?
時給は最低でも1,000円以上はもらえますし、日給制としての採用もあります。
また、最初はアルバイトでも、認められると正社員として迎え入れられる場合もあるようです。
実際の求人例
正社員 月収19〜23万円 賞与あり
アルバイト 時給1,200〜1,500円
パート・アルバイト 日給1.3万円
正社員 月給22万円 賞与、昇給あり
契約社員 月給19万円
以上が楽な仕事と言われるナイトフロントのご紹介でした。
コミュ障の人にとっては、働きやすい職場ではありますが、一番の難関は最初の面接です。
明るく受け答えして、言葉遣いに気をつけ、誠実さをアピールしたり、パソコンが得意なら、それをアピールするのも良いでしょう。