飲酒運転を防止するためには、運転代行サービスを利用することが重用で、近年とても役に立っている業種ですね。
私が子供のころは、飲酒運転に関しては今より罪の意識は低かったと思います。
実際に警察も見逃してくれることもあったようですし、「俺は酔っても運転大丈夫だから」などと言って運転する人も多かったのです。
しかし飲酒運転の罰則が非常に厳しくなり、今後もますますその傾向は強くなるでしょう。
それに伴って運転する人だけでなく、同乗者や周りの人も飲酒運転には注意するようになっています。
車で飲み屋に来た人にとっては、次の日の通勤に車がないと困りますよね?
翌日が休みだったとしても、後で取りに行くのも大変です。
このような事情もあって、注目されだしたのが運転代行業です。
運転代行業じたいは1960年代からあるようなのですが、飲酒運転の厳罰化に伴って、サービスに参入する会社も増加しました。
そんな運転代行業について、どんな仕事なのか解説していきたいと思います。
楽な仕事なのかはべつとしても、将来も需要が見込まれるのが、間違いない業界です。
運転代行業の仕事内容
まずは依頼があれば、2人一組となって現場に向かいます。
酒を飲んでいるため、自分で運転できない依頼者の車を運転して、家まで運ぶのが仕事です。
その時に、依頼者の車を運転するのは2種免許を持っている社員が行います。
これは、依頼者を、依頼者自身の車に乗せて家まで送るためです。
そしてもう一人は、現場に向かった会社の社用車(随伴車)を運転して、依頼者宅まで後ろをついていきます。
お客さんの家に無事に到着したら、ここでタクシーのように、お客さんから料金を戴くシステムとなっています。
これが、パッと見で似ているタクシーとの違いです。
仕事で2種免許がなくても大丈夫?
運転代行業は、二人一組での行動となります。
そのため、お客さんの車を運転する場合には、お客さん自身を乗せるため2種免許が必要となります。
しかし、後ろをついていく随伴車を運転するには1種免許でも大丈夫です。
最初に求人情報を見る段階で、2種免許の人材を募集しているのか、1種免許の募集なのかを確認する必要があります。
大体は、1種免許の募集の場合はアルバイトでの募集が多く、勤務に関しても相談できるため、週に1回から勤務OKの募集もあります。
このように、普通のサラリーマンが需要の多くなる土日だけ副業でアルバイトして稼ぐ、なんて人もたくさんいるのです。
また、最初に1種免許しかない人でも、会社によっては【2種免許取得支援をする制度】を備えている場合もありますので、さらに高給を望むことも可能になります。
運転代行の仕事のメリットやデメリット
この仕事の良いところは、自分のできる範囲で自由に働けるので、副業としても最適だということです。
また、随伴車の場合には、一人で車を運転するため、ある意味気楽に仕事ができます。
しかしデメリットもあります。
まずは、給料が安定しないのが大きいです。
会社にもよりますが、完全歩合給の場合には、一生懸命働いたのにたったこれだけ?
なんていう結果もありえます。
額が少なくても、毎月一定額の給料が欲しいという人は、完全歩合給の求人は避けた方が良いです。
また、代行の仕事には、向き不向きも当然あります。
酔っぱらいを乗せるのですから、対応に困る場合も多く出てくるでしょう。
ケンカ腰な人、無理な値引き交渉してくる人など、トラブルを抱えることも多く、ストレスになる場面に遭遇することもしばしば。
随伴者専門の要因として雇われていても、運転技術が優れていてドライブも好きだという方には向いてますが、事故を起こさないで、きちんと前の車に付いていくにはスキルも必要となります。
運転に気を遣いながらも、急がされるという場面も多々あるようです。
以上が運転代行の仕事の紹介でした。
お客さんを直接乗せることのない随伴車を運転するアルバイトでしたら、人間関係もそこまで複雑ではなく、運転好きな人にとっては副業として最適なのではないでしょうか。
実際に週末だけの副業でやっている人も多く、お小遣い稼ぎにはピッタリですね。
何か目標があるなら、まずは土日から働いてみるのも良いのではないでしょうか。