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【みなし公務員】体力的にも楽な駐車監視員の仕事

道路にちょっと車を5分ほど止めていたら、何か貼り紙がされている。それが駐車違反のステッカーだった!

なんてことに遭遇したことはないですか?

 

このステッカーは、誰が貼って行ったのでしょうか。

普通に考えると警察が貼っているとばかり思ってしまいますが、実は警察じゃなかったりもします。

民間人が仕事として取り締まっている場合があるのです。

 

このような、駐車違反ステッカーを貼る専門の仕事の求人があります。

そこでやっぱり気になるのは、楽な仕事に入るのかどうか?ですね。

そんな方のために、経験談を元にくわしくご紹介していきます。

 

仕事中は公務員としてみなされるが、トラブルも!?

私も2007年頃の話ですが、ほんの少しの間だけですが車を停車していたところ、貼り紙をされていたことがありました。

アパートの駐車場が少し離れた場所にあったため、少しの間ならと思い、道路わきに駐車して、自分の部屋に入ってトイレから出てきたら・・・やられていました。

時間にすればほんの5分ほどの間の出来事です。

 

その時に思ったのははっきり言って【怒りの感情】しかありませんでした。

こんな短時間なのに、ふざけるなよと

 

その辺に、まだ貼った張本人が歩いていないかどうかも探したほどです。

多分その場面に出くわしていたら、すぐに文句を言っていたと思います。

 

もう誰もいない、これ以上文句を言っても仕方がないので、大変な時期だったにもかかわらず、警察署に出向いて罰金を支払いました。

 

実は、このような駐車違反の車を見つけ次第、ステッカーを貼るという仕事が民間委託されているのです。

そのため、求人情報誌には、駐車監視員の求人が載っています。

私も体験してそう思いますが、一般の人から怒りを買う場合もある仕事となります。

なので、それなりの身分(公務員に準ずる身分)が認められている仕事なのです。

それがみなし公務員という制度

 

みなし公務員としての身分

駐車違反の取り締まりは、警察だけでは対応しきれないという状況から、2006年より民間委託され、駐車監視員の制度が導入されました。

この駐車監視員の仕事をするには、まず駐車監視員の国家資格を取得しなければなりません。

 

資格を取得するには、講習が2日間と、修了考査で1日の合計3日間がかかり、終了考査に合格する必要があります。

資格取得の受検費用もかかりますが、この費用は会社でサポートしてくれる場合が多いようです。

 

無事に合格すると、警備会社などで駐車監視員として働くことができるようになりますが、その身分は【みなし公務員】となります。

みなし公務員とは、この業務を行っている間は刑法の適用について、公務員としての扱いを受けるため、身分が守られています。

 

例えば、何かトラブルに巻き込まれて相手から暴行を受けた場合、通常は【暴行罪】となりますが、業務中の駐車監視員に対しての暴行は、より重い【公務執行妨害罪】となるのです。

また、公務執行妨害罪とは、【公務員の職務遂行を暴行や脅迫などにより妨げること】となっており、暴行に限られません。

なので、例えば【業務中の駐車監視員に対して、耳元で大声で怒鳴り仕事の邪魔をした】なんていう場合には脅迫で業務を妨害していることになります。

このように、公務員である警察に準ずるような立場が認められているため、トラブルがあっても守られる面があります。

 

私もあのときに、怒りにまかせて余計なことをしなくて、本当に良かったです・・・

 

体力的に楽だし待遇面もなかなか良い

給料に関しては、雇用される会社にもよりますが日給1万円程度はもらえる会社が多いです。

また、正社員として働くことができれば賞与もあるため、仕事の楽さの割には条件は良いのではないかと思います。

 

働いている人の平均年齢は高いですが、それが逆に人間関係に悩んで会社を辞めたような人や、内向的な人にとっては良いと思います。

会社を定年退職した後に、再就職しているという人が多く50代~60代が中心です。

また、男性が多く活躍している職場でもあります。

 

駐車監視員の仕事内容

駐車違反をしている車がないか、街中を少人数で歩きますが、トラブル防止のため、一人での行動になることはありません。

違反車両を発見した場合には、車の中に人がいないかを確認し、誰も乗っていない場合には専用の端末を使用して、住所の入力、写真撮影をし、駐車違反のステッカーをその場で印字して車に貼るのです。

 

私の知り合いが、定年退職後にこの駐車監視員の仕事に携わっていました。

実際に違反車を見つけてこのステッカーを貼る作業をする場合には、注意点があります。

それはまず、離れた場所から少しの間見るようにすること。

 

規則として必ず待つ必要はないようなのですが、すぐに貼らずに5分程度は待つようです。

そして、車の持ち主がしばらく戻って来ないことを確認したら、そこでステッカーを貼ります。

 

また、仕事が終わったら、すぐに現場から移動するように心がけます。

これは、車の持ち主との無用なトラブルを避けるためであって、とにかく素早くその場から離れるように気を付けていたそうです。

 

しかし実際にこの仕事をしてみて、体力的には非常に楽だったと言っていました。

また、少人数ですので同僚からのストレスも少なく、やりがいもあったようです。

 

心配していたトラブルですが、知人が働いていた1年間の中では、1回も遭遇しなかったようです。

みなし公務員としての身分と、ステッカーを貼ったあとは素早く移動することで

よけいなトラブルは回避することができます。

 

実際の求人例

実際の求人例

  • 東京都 契約社員 日給1万円
  • 愛知県 アルバイト 時給1,313円
  • 神奈川県 契約社員 日給9,000円
  • 兵庫県 アルバイト 時給1,500円
  • 広島県 正社員 月給19.2万円〜

仕事の大変さに比べて、給料は高めです。

楽な仕事に感じるかたも多いでしょう。

 

以上が駐車監視員の仕事内容の解説でした。

 

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