いま、メディカルハーブが注目されています。
人々は昔からの知恵として、さまざまな植物を『薬草』として利用してきました。
それが東洋では漢方として、西洋ではメディカルハーブとして発展してきたのです。
漢方に関しては聴いたことがあっても、メディカルハーブというと馴染みが無いかたも多いようです。
ストレスの影響でうつ状態となっている人が多い
毎朝の満員電車での通勤、ブラック企業に勤めているのは、生きるための仕事ではなく、仕事のために生きているようなもの。
現代日本では、ストレスのせいでうつ状態となっている人が増えています。
会社に行きたくない、仕事を辞めたい、自分の将来に悲観的、イライラ、無気力、眠れないなどの状況に、まずはハーブの力を試してみてはいかがでしょうか?
メディカルハーブテーなどの自然由来の成分なら、効き目はゆるやかですが、副作用の心配が少ないという利点も
夜眠れないつらさは自律神経の乱れが要因かも
私たちは、昼間に活動しているときには交感神経が働いていて、リラックスしている時や寝ている時には副交感神経が働いています。
ストレスなどによる原因で、これらがバランスよく働かなくなってしまうことが、心身の不調の原因となってしまうのです。
朝起きて、これから活動をしなければならないときに交感神経が働かず、なかなか起きれなかったり、やる気が出てこない。
または、夜リラックスして寝なければならないときに、副交感神経が働かずに交感神経が依然として優位なため、眠れない。
このような状況が続くと、疲れもたまり翌日の仕事にも影響し、悪循環が始まってしまいます。
そして、正しい判断力が失われてしまうと会社を辞めるということさえ思えなくなってしまい、逃げることができなくなるのです。
メディカルハーブティーの成分
メディカルハーブティーには、次のような成分が多く使用されています。
ロディオラ
日本においては「イワベンケイ」とも呼ばれ、栄養素の少ない乾燥した土地でも生息することができ、世界中でも北半球の高山などに分布しています。
ロディオラは、その根茎の部分が古くからハーブとして利用され、鬱にも効果があると言われています。
また、乾燥させるとバラのような香りを発することから、ローズルートとも呼ばれています。
シベリアンジンセン
日本では北海道などに自生していて、エゾウコギと呼ばれています。
寒さに強い植物で、その有効成分はストレスを軽減してくれる働きがあると言われています。
ローズマリー
ヨーロッパでも古くから薬として用いられてきたローズマリーですが、その効能は記憶力や集中力などを高めてくれます。
また、有効成分のナイアシンが精神を高揚させることで、うつ病の軽減にも効果が期待できます。
オート
日本ではマカラスムギと呼ばれるイネ科に属する植物で、精神の安定や抗うつなどの効果が期待できます。
栄養豊富で、ヨーロッパでは昔から食欲として栽培されてきました。
ペパーミント
ヨーロッパで昔から栽培されるシソ科の植物で、爽やかなミントの香りがあります。
その効能は心身のリラックス、イライラを静めてくれるなど、精神にも影響を及ぼし、うつ病の軽減にも良い効果を与えてくれます。
マーシュマロウ
マシュマロの語源ともなっている植物で、その根に含まれる粘液質がマシュマロの原料となったと言われています。
このマーシュマロウの粘液質に含まれる有効成分が、体の粘膜の保護、回復に効果を発揮します。
ゴツコーラ
日本名ツボクサとよばれるゴツコーラは、東洋でも昔から薬草として用いられてきました。
その効能は、精神を安定させることでうつ病の軽減にも効果が期待できます。
そのため、瞑想の際に焚かれることがあります。
リコリス
ヨーロッパや中央アジアに自生している植物で、その根には甘味があることで日本では甘草と呼ばれることもあります。
その効能は、粘膜や喉の不調の改善のほか、ストレスの緩和などの効果も期待できます。
パッションフラワー
アメリカ大陸の先住民の間で古くから利用されてきたパッションフラワーですが、その優れた効能は、夜なかなか寝付けない人にとっては、ピッタリです。
鎮静剤として利用されてきたことから、心身の緊張を和らげ、イライラを静める鎮静効果が期待できます。
カモミール
和名はカミツレと呼ばれるキク科の植物で、古くからリラックス効果があるとされハーブとして用いられてきました。
世界最古のハーブで、その効能はイライラを静め、ストレスの軽減、鎮静効果があると言われています。
スカルキャップ
北アメリカ原産のシソ科の植物で、インディアン達が古くから薬草として利用してきました。
その形からスカル(頭蓋骨)のキャップ(帽子)と呼ばれています。
スカルキャップの効能は、ストレス、イライラの緩和、鎮静効果などがあると言われています。
リンデン
日本名西洋シナノキと呼ばれるリンデンは、ヨーロッパ原産の植物ですが、日本では北海道に分布しています。
その効能は、不安やイライラを緩和して、不眠などに効果的と言われています。
レモンヴァーベナ
その葉からレモンのような香りがすることでこのように呼ばれるレモンヴァーベナですが、世界中で愛用されるハーブです。
このレモンヴァーベナには鎮静効果があり、不眠の解消に効果が期待できます。
ラベンダー
とても有名なラベンダーですが、アロマやお風呂で使う入浴剤など、その香りにリラックス効果があるため様々な物に用いられています。
また、ハーブティーとして就寝前に飲むことで、リラックス、不眠の解消などの効果が期待できます。