私は、母親の遺伝だと思われる発達障害の症状があります。
そのため、これまでの人生で苦労が絶えませんでした。
ずっと自分を責めてきましたが、「発達障害」という言葉を知ることで、持って生まれた障害なんだな、ということが理解できました。
昔はそういう言葉さえなかったのです。
だから、ただおかしな人、ダメなヤツと思われるだけでした。
今まで、なるべく変な人だと思われないように、少しでも治そうと努力してきましたが、自分ではどうすることもできませんでした。
具体的には、二つのことを同時にすることができず、一つのことに集中してしまいます。
周りに気を遣うことが苦手で、場の雰囲気を感じ取って配慮したりすることができません。
小学生の頃には、落ち着きがない子供で問題児とされていました。
仕事では、やり方の説明を受けたとしても、話を聞いても理解できずに苦労します。
人の話が頭に入ってきてから、内容を理解するまでに非常に時間がかかるため、話よりも文章で説明された方がまだ理解できます。
そして、今まで誰もやったことがないような、ありえない、とんでもないミスを犯します。
そのため、私が新しい職場に就くと、今までなかった新ルールができあがるのです。
私は以前、サービス業の仕事をしていたときに、うつ状態となってしまいましたが、その原因の一つとなっているのがこの発達障害だったのかもしれません。
うつ病は一度発症してしまった後は、なにをするにも気力をなくしてしまい、なかなか社会復帰ができません。
そんな状態でなかなか社会復帰ができない方に、おすすめの施設があります。
障害に悩んでる方に【ブレインフィットネス】
あなたは今の置かれた環境で、周りの人たちに理解されながら働いているでしょうか?
そんな恵まれた環境の人は少なく、普通は発達障害について理解してもらえないのが現状です。
だんだんと雰囲気も悪くなり居心地が悪くなって、結局は転職を繰り返してしまいます。
そうすると自分の症状をまた一から理解してもらえるように努力しなければなりません。
しかし、症状を緩和させるように、自分でも少し努力をすることができます。
それが、ブレインフィットネスというものです。
これは、筋肉を鍛えるフィットネスクラブのように、脳を鍛えることを目的としているプログラムです。
たとえば、次のような症状のある方が利用しています。
- うつ病
- 精神障害
- 知的障害
- ADHDなどの発達障害
- 難病などの障害
このような症状のある方が、普通の会社に就職をしてそこで定着して働けるように、トレーニングを行える場所があります。
プログラムの具体的な内容
プログラムは、就労系プログラムとブレインフィットネスプログラムの2つに大別されます。
- 就労系プログラム
タイピングスキル・エクセル・ワードなどのパソコンの使い方、コミュニケーション能力などの、会社で実際に役立つスキルのトレーニングに加えて
支援員と共同して、自分の説明書であるナビゲーションブックの作成、どの職業が自分に向いているのかの適性や、模擬面接の訓練などのトレーニングをすることができます。
- ブレインフィットネスプログラム
脳の過活動を抑えストレスを改善するマインドフルネスや、集中力・記憶力を向上させる脳トレーニングなどの実践的なプログラムに加えて
上質な睡眠をとるための講座や、脳の健康を保つために栄養バランスが考えられた、ランチの提供などがあります。
プログラムに参加するために必要なもの
この画期的なプログラムに参加するには、障碍者手帳または医師の診断書が必要となっています。
まずは見学会に参加して、体験学習をしたあとに正式に利用する流れとなります。
ランチや交通費まで出る上に、最新のプログラムを無料で受けることができるという素晴らしい施設だと思います。
私も過去に辛い経験からうつ状態となりましたが、その間の10年もの間、職を転々としたり引きこもり状態でした。
ですが、当時からこのような施設があれば、もっと早く回復することができ、人生が変わっていたかもしれません。
だんだんと認知度が高まって、支援も広がってこればいいですね。
以上が、就労支援施設のご紹介でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。