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関係者から聞いた9割の人が知らない高速道路の便利な走り方

高速道路を走るとき、知らないと損することもたくさんあります。

あなたは、便利に利用できる方法があることをご存知でしょうか?

 

何も考えないで乗っていると、今まで余計に支払っていた、なんてことも考えられます。

運営する側がとくに、宣伝をしているわけではありません。

普通に利用しているだけでは、わからない情報もあるのです。

 

そこで当サイトの管理人が、料金所の関係者から直接確認しながら徹底調査しています。

ぜひ最後までご覧ください。

ETCの割引制度について

昔は高速道路を走るには、入口で通行券をとり、出口で係員にお金を支払うしかありませんでした。

しかし今では、入口や出口を無線通信で清算することにより、ノンストップで通行できるETCが普及しています。

ETCの普及率は9割を超えていますので、もうほとんどの方がご存知かとは思いますが、まずはETCの割引制度についてご紹介します。

ETCの割引制度

ETCの割引には次の3つがあります(東京・大阪近郊を除く)

  1. 休日割引(30%引き)
    土日と祝日は、普通車と軽自動車のみ割引適用となります。これは24時間いつでもです。
    時間がまたぐ場合⇒たとえば入口もしくは出口のいずれかが土日祝日であれば割引適用ですし、入口と出口がいずれも平日であっても、高速道路内にいる間に土日祝日(完全に休みをまたぐ場合)であれば、割引対象です。
    制度の趣旨⇒土日にレジャーに出かける人を応援する制度。そのため車種限定
  2. 深夜割引(30%引き)
    夜の0時から4時までの時間帯は、全車種が割引対象となります。曜日の限定はなく毎日です。
    休日割引と併用することはできないので、どちらにも該当している場合でも、30%引きが上限となります。
    制度の趣旨⇒深夜の通行量の少ない時間帯になるべく走ってもらうようにとの事で、車種の指定はありません。
    トラックなど大型でも適用になりますので、運送業の方にはとても便利なサービスです。
    ※0時ピッタリから適用になるかというと、そうではありません。たとえば1分前でも適用になります。少しのフライングは認めてくれるので、カウントダウンしながら出口付近で停車して待っている必要はないです。
  3. 平日朝夕割引(30~50%引き)
    朝6~9時・夕方17~20時の通勤時間帯において、各1回が割引対象となります。通勤のための制度なので平日限定です。
    ETCマイレージサービスへの登録が必要で、1ヶ月の利用回数ごとに5~9回なら30%、10回以上なら50%がマイレージへ還元されます。車種による制限はありません。

これら3つの割引が適用となる共通の条件として、壊れていないETCの車載器が付いているということが挙げられます。

入口と出口をETC走行しなければならないわけではありません。

つまり、正常に動作するETCの車載器さえ車にあれば、一般レーンをとおって通行券をもって出口に行っても、割引は適用してもらえます。

 

そこで疑問がでると思いますが、ETCであることを出口でスタッフにわざわざ伝えなければならないのか?

これについては、次のようになっています。

  • 入口で通行券を取ってきた場合、通行券に印字されている入口通過時間が割引対象となっていた場合、出口でETCカードを一緒に出せば、係員から車載器の有無を聞かれます。
    ※カードを出し忘れると通常の現金払いとなってしまいますので注意
  • 入口でETCレーンを通ったが、出口で一般レーンに来た場合、ETCカードを取り出してスタッフに手渡せば、カードの中に入口時間の情報が記憶されているため、何も言わなくても大丈夫です。この場合、利用証明書がもらえます。
  • 入口でETCを通過したが、エラーメッセージがあったから出口は一般レーンに来たと言う場合、カードの中に入口の情報が無い可能性が高いので、スタッフの手入力となります。
    出口では多少時間がかかりますが、その際に、入口インターの名前や入った時間、を聞かれますので、割引対象の時間であれば割引適用となります。
    ※入口でエラーメッセージが鳴ったにも関わらず、出口でETCレーンに侵入してしまうと、バーが開きませんので注意。

 

ETCカードを申し込みできない特別な事情がある場合

パーソナルカード

割引制度を利用するためには、ETCクレジットカードの契約が必要となりますが、事情によってカードが作れない、または作りたくないという人もいると思います。

そんな方のためにあるのが、ETCパーソナルカードです。

これは、保証金を預け入れることで、ETCカードが発行される仕組みです。

この保証金自体を通行料金に使うわけではなく、この保証金を担保にして口座引き落としをするというものです。

年会費が1,257円かかるのがデメリットではありますが、通行料金の割引率を考えると、高速道路をよく利用する人にとっては、パーソナルカードを作った方がお得ということですね。

なお、保証金は解約すれば戻ってきます。

 

必要な保証金の額

高速道路の利用金額(月額平均) 必要保証金
5,000円 20,000円
10,000円 40,000円
15,000円 60,000円
20,000円 80,000円

どのくらい使う予定なのかによって、保証金として預け入れるのに必要な額は変わります。

目安としては、『実際に1ヶ月で利用する金額の4倍のお金を預けてください』という制度ということですね。

この限度額を超えてしまうと、カードは一時的に利用できなくなります。

 

このパーソナルカードの申込書は、料金所の事務所などに置いてありますので、高速道路を利用する際にでも立ち寄ってください。

申込書に記入後は、郵送で手続きができます。

 

ETCなら、フリーパスで高速乗り放題がお得

高速道路のフリーパス

ETCを利用している方の場合、支払いを安くすることができるお得なプランがあります。

それが『フリーパス』というものです。

たとえばネクスコ東日本が販売している東北観光フリーパスなら、2日、または3日間のあいだに、一定金額を支払うことで高速道路が乗り放題となるのです(料金ごとに、それぞれ利用できる区間が限られています)

たとえば車で旅行するといった場合、通常なら東北地方を縦断すると、1万円以上の金額が必要となりますが、このフリーパスをりようすれば、普通車なら7,500円で2日間乗り放題です。

 

申し込みは事前にインターネットでの登録が必要で、『ドラ割』で検索すると出てくる公式サイトで、氏名やETCカードの番号、利用日やプランを入力してください。

この割引制度を利用して出口を出るときは、ETCレーンでも人のいる一般レーンでも、どちらでも問題ありません。

一般レーンでもカードさえ手渡せば適用となります。

※ETC2.0の場合、一時退出するときは係員にその旨を伝えなければなりません。

 

間違った方向に来てしまった、目的地を通り過ぎてしまったとき

あなたは高速道路を利用していて、ジャンクションで間違って違う方向に進んでしまったことや、ついうっかりして目的地のインターを通り過ぎてしまった経験はないでしょうか?

その場合に絶対にやっていけないのが、少しだからとバックで戻ったりすることです。

ちょっとの距離だからと考え逆走してしまうと、その区間はすぐに通行止めになってしまうため、他の利用者に対して大迷惑となってしまいます。そして何より大事故につながる危険性もあります。

それでも逆走するという判断をしてしまう人は、そもそも高速道路を利用する資格が無いと言えるでしょう。

 

もしも間違ってしまった場合には、出口でスタッフにそのことを伝えれば、そのまま清算しないで高速道をへUターンして戻ることができるということをご存知ですか?

これは『特別転回』と呼ばれるもので、入口と出口の予定インターチェンジをスタッフに伝えることで、その場で対応可能かどうか判断してくれます。

基本的には、間違って通り過ぎた場合、目的地とは逆方向に進行していると気付いて戻りたい場合などの、きちんとした理由も必要となります。

 

清算しないで高速道路に戻ることができるので、戻っても余計なお金を支払う必要がなくなります。

しかし全てのICで特別転回ができるわけではなく、構造上できない場所もあるため注意

 

通行券が無い、財布が無いといったトラブルも大丈夫

出口の料金所で、いざ現金で支払おうとしたときに、『通行券が見当たらない』または『財布を忘れてしまった』といった状況になってしまい、出たいのに出られない・・・

そんな場合にはどうしたら良いのかについて解説していきます。

 

結論としては、多少の時間はかかりますが大丈夫です。どこかで止まっていつまでも探している必要はありません。

 

まず通行券なら、入口で間違いなく通行券の機械から引き抜いてきたのか?それとも途中で落としてしまったのかが重要です。

この際に簡単なのは、『入口で通行券を取ってくるのを忘れてしまった』というもので、出口のスタッフに伝えると、その場で車のナンバーを照合してくれて清算することができます。

入口のインターチェンジでは、通行券を取らなかったのはどんな種類の車でナンバーは何番なのか?までデータにすべて残っています。

ですから通行券の取り忘れの場合には、まったく問題ありません。

 

逆に、通行券を途中で落としてしまった・・・と言った場合には、料金所の駐車場へ案内されるので、まずは車内に落ちていないかどうかを探します。

通行券が見つかれば良いのですが、いくら探しても見つからない場合、事務所で所定の書類に記入することで、その場で現金またはカードにて清算することができます。

この場合には、住所氏名や勤め先や車のナンバーといった情報を記入しなければならいので、それなりに時間はかかってしまうのは仕方ないですね。

 

そして、出口でいざ支払おうとしたら、財布を忘れていることに気付いた・・・そんな場合についてです。

この場合には、誰かにお金を届けてもらって支払うか、または支払う約束をすることによって、料金所を出ることができます。

『何日までに支払います』という確約書に記入する必要があるため、それなりに時間はかかります。

 

いずれの場合でも、自分一人でいつまでも探したり悩んだりしているよりも、さっさと出口料金所でスタッフに相談した方が早いと言えますね。

後日ほかの場所でお金を払える?

財布を忘れて通行料金を支払えなかった場合、当該料金所以外の別の場所で、支払いをしたいこともあると思います。

例えば旅行などで遠くに来ていたとき、そこで支払いできなかった場合など。

遠隔地であれば、わざわざもう一度その料金所に出向くのは大変です。

 

でも大丈夫です。

ほかの場所でも支払いは可能です(スマートICは除く)

 

その場合には、手渡された【告知書】を必ず持参してください。

通行した日時や、入口と出口の料金所、氏名住所などが記載されている書類です。

また、郵便局での支払いも可能です。

 

高速道路をぐるっと一周して同じ料金所で出たらいくらになるか?

日本全国に走っている高速道路は、入口から入ってJCTなどでぐるっと1周して戻ってくることもできますよね。

一度も高速を下りなければの話ですが。

 

しかし、料金システムは、入口インターから出口インターまでといった計算方法をとるしかありません。

 

つまり、どこをぐるっと1周してきても、入ったインターの隣のインターで出た場合には、そこまでの料金となるのです。

何百Kmも走って旅をしてきても、入口のとなりの料金所で出てしまえば、そこまでの料金というわけですね。

 

しかしこれには例外もありますのでご注意ください。

  • 24時間を過ぎてしまったとき
  • 同じ料金所に戻ってきたとき
  • ETC2.0の場合

隣の料金所から入ったのに、24時間も経過しているとなると、かならず事情を聞かれます。正直にどのルートを通ったのかを答えなければならないので、1周した分の料金を支払う必要があります。

また、ぐるっと1周して同じ料金所へ戻ってきてしまった場合でも、通常ならありえない走行とみなされますので、詳しく事情を聞かれるでしょう。『同じ料金所から出たんだからタダだろう』というのは通用しません。

さらにETC2.0搭載なら、どのルートを通ったのかが記録されていますので、その分の料金は必ず引き落とされます。

 

ETCのカードと車載器のどちらに情報は記憶されるの?別の車でも大丈夫?

料金所の入口で、『ETCのバーは開いたのにエラーメッセージが鳴った』という経験はないでしょうか?

これは、車載器とカードの両方に情報が記録されるシステムだから起きる事象です。

 

この例の場合には、車載器との通信はできてバーは開いたのですが、そのあとに車載器側でカードに情報を書き込むのを失敗したということになります。

もしも、エラーメッセージが鳴ったのなら、出口でバーが開かない可能性があるので、ETCレーンには行かないかないほうがいいです。

人のいる一般レーンに進みましょう。

 

また、車のエンジンを一度切ったりすると、再度エンジンをかけた時に、車載器はカードの情報を読み込んで上書きしてしまう仕組みになっています。

カードを交換したりすると、空の情報を読み込んだりしてしまいます。

 

1枚のETCカードで2台の車の清算はできるの?

今までは認められてきた一枚のカードでの2台の精算ですが、2023年現在では、認められなくなったようです。

現金、または別のクレジットカードで精算する必要があります。

 

以上、高速道路のお得な利用方法のご紹介でした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

なお、料金所の仕事に興味のあるかたは、併せてこちらもぜひご覧ください。

 

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