海外では一般的な家政婦ですが、最近では日本でも徐々に浸透してきています。
女性の社会進出や核家族化などで、その需要がますます高まってきているのです。
仕事の内容は一言で言ってしまえば掃除が基本ですが、料理をすることもあれば、介護分野など、さらに仕事の幅は広がってきています。
働き方も、午前中だけ来てほしい人もいれば、丸一日お願いしたり、子供の送り迎えだけをお願いするなど様々です。
そんな家事代行サービスに興味があって、実際に働いてみたいという方のために、楽な仕事なのか?
その仕事内容や待遇面について、詳しくご紹介していきたいと思います。
仕事でもっとも大切なことは信頼関係
いつも当たり前のようにしている家事も、サービスとしてお客さんに提供するには、プロとして独自の技術や気遣いなど、プラスアルファが必要です。
また、家事代行サービスは、基本的にお客様の家にスタッフ一人が訪問しますので、信用されることが最も大切です。
場合によっては、カギを預かって仕事が終わったら戸締りをしていくというのもあり得ます。
その信頼にこたえて、誠実に仕事をこなしていかなければなりません。
1人で黙々と仕事をこなせるメリットがあると同時に、お客さんの好みに合わせた仕事、例えば料理の好き嫌いなどを把握するなど、コミュニケーション能力も必要となってきます。
家事代行の仕事内容と一日の流れ
実際の家事代行サービスの仕事内容として、午前中(9:00~12:00時の3時間)に掃除を依頼された場合のスケジュールは次のようなイメージになります。
- 9:00時にお客さんの家に到着し、まずは準備と当日の仕事内容の再確認
- 水回りの清掃から開始
- 皿洗い、シンクの掃除、キッチン掃除
- お風呂の掃除を隅々まで徹底的に行う(シャンプー容器の底、鏡の清掃、蛇口、排水溝の髪の毛、最後に拭き上げをして水滴を除去するまで)
- トイレの清掃と消耗品の補充
- リビング清掃、床の清掃
- 床磨き
- テーブルの上の整理整頓
- 掃除の後は元にあった場所に必ず戻す
これらを3時間ほどかけて、徹底的に行っていきます。
介護分野まで広がる仕事
お客様の指示・依頼に応じて、いつもの家事の補助や代行するのが家政婦の主な仕事ですが、高齢化社会の到来とともに家政婦の仕事内容として介護分野の需要まで高まっています。
たとえば手作りの温かい料理は、美味しく感じますよね。
栄養の偏らないようにメニューを考えて調理することが、毎日を健康的に過ごすためにはに必要になります。
そのため、買い物や料理をすることを依頼されることも多いのです。
また、高齢者が快適な居住空間を保つために、毎日の掃除が大変な場合もあります。
そして、自分1人でお風呂に入るのが大変な方には、入浴の手伝いをしたりもします。
外国人労働者の受け入れによって、これからたくさんの労働者が日本に入ってきます。
この家事代行サービスの仕事に関しては、いくら安くお願いできると言っても、やはり言葉の壁のない方にお願いしたいというお客様のニーズもあります。
さらに高齢の依頼者が、通院する際には付き添いを行ったり、散歩や行事、中には旅行などへの付き添いもあるのです。
老老介護、認認介護が問題となっている現在では、これからますますニーズが高まってく業種なのではないでしょうか。
【待遇】時給は高めだが移動時間もある
求人情報紙を見てみると、時給は約1,000円から2,000円などと、募集によってかなりの開きがあります。
そして女性だけでなく男性でも応募できるものもあります。
これならだいぶ稼げるなと思われるかもしれませんが、注意点もあります。
それは、この時給であっても、一日中働けるわけではないことにあります。
場合にっては2か所以上もの職場を移動しなければならず、その移動時間も考慮しなければならないのです。
ですから、理想的なのは同じ職場で働けることですが、それが難しい場合でも2か所目はなるべく近くで、移動時間がかからない職場が良いと思います。
例えば午前中3時間、午後から近くの別の職場へ移動して3時間といった具合に働くことができれば、かなりの報酬を得ることができるのではと思います。
以上が家事代行サービスの仕事のご紹介でした。
基本的に一人で黙々と作業することができる環境が多いので、常に近くに上司や同僚がいて人間関係が複雑な普通の会社よりは、精神的には楽に働くことができるのではないでしょうか。
といっても、誰も見ていなくてもきちんと仕事をこなす誠実さが求められる職業です。