ホームセンターなどに、鍵屋さんのスペースがあったりします。
普段は何気なく通り過ぎてしまうので、お客さんが並んでいるところなんて見たことがない気が・・・
本当に儲かってるのか、不思議に感じますよね?
どんな仕事しているのか、気になっている方も多いと思います。
あまり忙しそうには見えませんが、なぜやっていけるのでしょうか?
カギ屋さんの仕事内容
カギ屋さんの仕事は主に、合鍵を作ったり、カギを無くしてしまった場合に開けてあげることです。
基本的には、お客さんからの依頼が来てからの仕事となります。
だからホームセンターにある鍵屋さんは、いつも暇そうに見えるのかもしれません。
積極的に営業をかける仕事というよりも、待ち仕事
時には忙しく、時には暇になったりするので、普通の会社員のように決まった仕事をこなすだけというわけではありません。
状況に応じて臨機応変に対応し、お客さんの期待に応えなければならないわけです。
お客さんはカギが開けられなくて困っている状況で「明日お伺いします」というわけにもいきません。
すぐに現場に急行して対応する必要がある
そのあたりが普通のサラリーマンとは違います。
カギ屋さんで働くにはどうしたらよいか
鍵師としての実力を示すものとして、日本鍵師協会が行っている技能検定試験があります。
この資格の受験資格は、満年齢18才以上、日本国籍所有者で前科等のない者とされています。
前科がある者ではダメだということですが、やはり鍵を扱う仕事ですので、信用が大切です。
資格の種類には、技能のレベルによって、二級鍵師→一級鍵師→マスター鍵師と三段階になっています。
試験は実技試験と筆記試験があり、開催地は東京のみです。
この資格がなければ鍵屋さんに就職できない、というわけではありません。
しかし資格を持っていることで就職は有利になるでしょう。
鍵屋さんに就職して経験を積み、技術を磨いていけば、いずれは独立して自分一人でやっていくことも可能なことがこの仕事の魅力です。
待遇面でも、特殊な技術を持っているため、求人情報を見ても20万円以上で賞与ありと、比較的高い求人が多いです。
カギ屋さんで働くメリットとデメリット
普通のサラリーマンなら、いくら仕事をしても出来て当たり前で、感謝される場面は考えられません。
それに比べて、カギ屋さんの場合、今困っているお客さんの期待に応えることで感謝されます。
自分のやっている仕事が世の中の役に立ち、直接お客さんから感謝されるというのは、大きなメリットではないでしょうか。
一方でお客さんの期待に応えるには、どんなタイプの鍵であろうと対応できる技術を身に付けなければなりません。
カギも時代とともにどんどん進歩しています。
今までの古いタイプの鍵だけでなく、新しい技術も身に付けていけるように日々勉強が必要になります。
もしお客さんの所に出向いてから、自分には難しくて手に負えない場合、上司を呼んで対応してもらわなければならない場面も出てきます。
それが現場でのプレッシャーとなり、ストレスになる場合もあると思います。
これがデメリットと言えるかどうかは人によりますが、常に技術を高める努力をする必要があります。
ただ何も考えなくても時間だけが過ぎれば給料がもらえるという仕事も世の中にはあります。
ですが鍵屋さんは意識を高く持っていることで信用を得られます。
例えば独立したなら、自宅にいたとしても飲みすぎない等、24時間いつでも依頼が来るかもしれないことを意識していることが大切です。
まとめ
- 鍵屋さんは待ち仕事である
- 鍵屋の資格は存在するが、免許がないと仕事ができないわけではなく、技術や知識を学ぶためや、就職が有利になるために取得する
- いずれ独立することも可能
- 24時間いつでも現場に行ける会社が重宝される
- 同僚からの人間関係のストレスは少ない
- 自分の技術を常に磨いていかなければならないプレッシャーもある
- お客さんから感謝される仕事なので、普通のサラリーマンよりもやりがいは感じられる
実際の求人例
- 大分県 正社員 月給18万円〜
- 愛知県 正社員 月給20万円〜
- 大阪府 正社員 月給20万円〜
- 千葉県 正社員 月給20万円〜
- 東京都 正社員 月給25万円〜
実際の求人数はそれほど多いとは言えませんが、正社員待遇での募集が多く、魅力的です。
以上が鍵屋さんの仕事のご紹介でした。