楽な仕事ないかな~と漠然と考えている
会社での人間関係に疲れ、なかなか社会復帰できなかった
日本人の偽りのおもてなし精神を会社から強要され、サービス業での仕事に疲れてしまった
そんな方は、日本を飛び出して海外で活躍する道もあります。
その一つが青年海外協力隊
名前に青年と付いているから、自分には無理だ・・・
そんな方も、実は中高年でも大丈夫な制度もありますので、ぜひご覧ください。
青年海外協力隊とは?
青年海外協力隊の隊員として活動するには、まずは自分の働きたい職種を選んで応募して、選考に合格する必要があります。
外国のいろんな地域に派遣されて、そこで現地の人のためにボランティアとして働く仕事になります。
基本的には2年間の派遣となっていますが、延長もまれにあるようです。
ボランティアといっても、派遣される国や地域を基準とした給料が支払われ、水道光熱費や住居費も支払われます。
また、着任する際の行きの交通費と、任務を終えて帰国するときの交通費も全額支払われます。
なぜこれだけの待遇面が可能なのかというと、外務省所轄の独立行政法人であるJICAが、発展途上国に対する支援のため
海外青年協力隊を派遣しているからです。
そのため、ODA(政府開発援助)の資金が使われているのです。
派遣先では日本で学んだ技能や技術を生かして、現地の人のために働きます。
例えば教員免許や看護師の資格を持っている方なら、現地でも教員として働いたり、病院内で現地の医療サービスの向上に貢献する仕事をすることも可能です。
しかし、青年海外協力隊として募集している分野は様々な職種があり、このような専門の資格や、特殊な技能を何も持っていないという場合でも、合格できる場合があります。
ですから、今までの社会人経験の中で、パソコンが得意だとか、家が農家なので手伝いをしていたことで農業の知識がある方など
それを活かして海外で活動したい、という強い熱意があれば受かりやすくなります。
英語などの語学力はどの程度必要か?
派遣される国により、求められる言語も違いますし条件も異なりますが、英検2級程度の語学力が必要な場合が多いようです。
英検2級と聞いてもピンとこないかもしれませんが、日本英語検定協会によると、『高校卒業程度』とされています。
全く勉強してこなかった人にとっては辛いかもしれませんが、そんなに難易度が高いわけでもありませんし、英語を勉強しておいて今後の人生においても損はありません。
また、参加後に2年間の赴任を終えて日本に帰国したころには、英語の実力もさらに飛躍的に伸びている人が多いようです。
行先はどんな国にいけるの?
こちらは2019年度の募集のあった地域です。
世界中いろんな地域の国へ行くことができます。
アルゼンチン・インド・インドネシア・ウガンダ・ウズベキスタン・エクアドル・エジプト・エスワティニ・エチオピア・エルサルバドル・ガボン・カメルーン・カンボジア・ガーナ・キリバス・キルギス・グアテマラ・ケニア・コスタリカ・コロンビア・サモア・ザンビア・ジブチ・ジャマイカ・ジンバブエ・セネガル・セルビア・ソロモン・タイ・タンザニア・チュニジア・チリ・ドミニカ共和国・トンガ・ナミビア・ニカラグア・ネパール・パナマ・バヌアツ・パプアニューギニア・パラオ:・パラグアイ・東ティモール・フィジー・フィリピン・ブラジル・ブータン・ベトナム・ベナン・ベリーズ・ペルー・ボツワナ・ホンジュラス・ボリビア・マダガスカル・マラウイ・マーシャル・ミクロネシア・南アフリカ共和国・ミャンマー・メキシコ・モザンビーク・モルディブ・モロッコ・モンゴル・ヨルダン・ラオス・ルワンダ・レソト
いかがでしょうか?魅力的な地域もたくさんありますね。
日本のように、規則規則でガチガチになっていない、ゆったりとした人の多い地域もあります。
青年だけなの?年齢の制限について
青年海外協力隊という名前からして、自分はもう無理かな・・・と思われる方は、別のプログラムもあります。
それが、シニア海外ボランティアと言われるもので、40歳から69歳までの方が応募することが可能となっています。
なるべくなら若いうちに経験するのが良いですが、気づいた時が自分の一番若い時です!
インターネットで参加した人のブログを見てみても、海外に行ったことが人生にプラスとなって大きく価値観が変わった人が多いようです。
そして帰国後に感じることは、日本人の冷たさや暗い表情、そして狭い価値観だそうです・・・
会社での、上司のご機嫌取りや、お客様は神様だという扱いに慣れた悪質なクレーマーのような客
自分のいる間だけは問題を起こすなよという上層部の事なかれ主義、毎日満員電車に揺られての通勤
そんな日本の社会に嫌気がさして、新天地で活動することで自分の成長につなげたい方は、海外青年協力隊はとても魅力的な仕事です。
国内でのパワースポット巡りなど、外に出ることでうつ病を改善させる方もいらっしゃいます。
同じように仕事に行けず引きこもっている人、会社を辞めたくて苦しんでいる人は、こんな思いもよらない別の道へ進むのもありですよ。