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大地の力を吸収できるパワースポット【あぶくま洞】と【入水鍾乳洞】

福島県の田村市にある【あぶくま洞】という鍾乳洞

日本6大鍾乳洞にも数えられ、東洋一の鍾乳洞とも言われています。

日本6大鍾乳洞で、東洋一・・・

なんだか混乱しますが、東洋一なのは鍾乳石の種類と数の多さです。

 

そんなあぶくま洞は、パワースポットとしても知られています。

今回は、あぶくま洞や近くにある一緒にいくべき観光スポットについて、詳しく解説していきたいと思います。

あぶくま洞の歴史

あぶくま洞管理事務所

 

阿武隈高地に位置するこの鍾乳洞は、1969年に偶然に発見されました。

もともとは採石場だったのですが、あぶくま洞が発見されたのちに採掘は中止され、洞窟の調査が始まります。

採石場の跡地らしく山肌が削られていて、遠くからでもあぶくま洞の場所はわかりやすくなっています。

※山の中腹で白い岩が剥き出しになっており、遠くからでも確認できます。

 

その後さまざまな調査がされて、4年後の1973 年には見学用の通路が整備され、一般公開となりました。

 

発見されてからは40数年ですが、この鍾乳洞が出来上がるまでにはなんと

8千万年もの歳月を要して自然に作られたものなのだそうです。

一番の見どころは”滝根御殿”と呼ばれる大きな空洞で、そこでコンサートなどのイベントを行っている場合もあります。

 

内部はすべて観光用に整備されています。

しかし急な階段の上り下りもありますので、滑りやすい靴だと注意が必要です。

途中で、有料の探検コースとの分岐がありますが、先に進むと合流します。

 

毎年の入洞者数は、震災後はかなり落ち込んでいますが、この場所は心配のないところですので安心して下さい。

原発事故のあった沿岸部から直線距離では約30キロしかありませんが、東部には阿武隈高地があるため、風下になることはありませんでした。

実際に行ってみると分かりますが、地元の人々はごく普通に毎日の生活をしています。

 

他に一緒に行くと良い観光地

あぶくま洞の近くには、星の村天文台という福島県最大の65cm反射天体望遠鏡もあります。

そこで昼間は太陽を中心に、夜には星々の観察ができるほか、規模は小さいながらもプラネタリウムがあります。

その他いろんなイベントもやっていて、小学生の子供さんにも人気です。

 

また、あぶくま洞の近くには、もう一つ入水鍾乳洞という洞窟があり、こちらも一緒に行くことをおすすめします。

この入水鍾乳洞は、あぶくま洞とは違ってほとんど自然のまま整備されていない鍾乳洞なのです。

お子様がいる場合には、観光用に整備されたあぶくま洞だけでは物足りなく感じるかもしれません。

手付かずの鍾乳洞で探検気分を味わってみるのも良いと思います。

入水鍾乳洞には、ABCの3コースがありますが、Bコースからは全身ずぶ濡れになりますので、最初から着替えを用意してくるといいですよ。

また、ライトが付いているヘルメットだと、両手が使えるため楽です。

 

そんな大げさな、と思われるかもしれませんが、私も初めて行った時は「え?行き止まりだけど、まさかあそこから行くの?」という感じで、本当にびっくりしました。

下には常に冷たい水が流れていますが、そこを這いながら進むのです。

しかも、照明はありません・・・ロウソク1本だけで這いつくばって進んで行きます。

 

ずぶ濡れになってしまった後は、すぐ近くに『星の村ふれあい館』という温泉施設があります。

そこで冷えた体を温めて、休憩、食事もとることができます。

 

あぶくま洞へのアクセス

【高速道をを利用する場合】

  • 磐越自動車道の小野ICから車で約15分
    東北自動車道を利用する場合には、矢吹ICでいったん下りて、あぶくま高原道路を通り、小野ICで下ります。
    (2019年3月17日より、新しく田村スマートインターチェンジが開通したため、郡山方面からはこちらが便利)

【JRを利用する場合】

  • 東北新幹線の郡山駅で磐越東線へ乗り換え神俣駅で下車します。駅からタクシーで約5分
  • JR常磐線のいわき駅で磐越東線へ乗り換え。その後は同じ

 

鍾乳洞の内部は夏でも冬でも15℃と、年間を通して一定の温度を保っているため、夏は涼しく、冬は暖かく感じます。

 

ゆっくり観光できる整備されたあぶくま洞と、手付かずの状態で探検気分が味わえる入水鍾乳洞。

全く異なる特徴を持つ鍾乳洞ですが、車で5分の距離にあります。

これだけ近い場所に鍾乳洞が2つもあるのは、珍しいのではないでしょうか。

 

私もこのあぶくま洞に行って、大地のエネルギーをもらってきました。

元気をなくしている人には、特に行って欲しいおすすめの鍾乳洞です。

 

洞内で写真を撮った知人も

龍が写っていたと大切に写真を持っています。

何かパワーがあるようです。

 

宿泊するなら農家民宿でゆったり

この2つの鍾乳洞のある田村市には、宿泊施設はあまり多くはありません。

そんな少ない宿泊施設の中でも、田舎でのゆったりした時間を満喫したいなら、農家民宿がおすすめ

一日一組限定なので、他のお客さんを気にすることなく、しかも安く泊まれますよ。

 

あぶくま洞・入水鍾乳洞の噂

あぶくま洞には、実は見公開部分があります。

というのも、あぶくま洞の上にある仙台平には、鬼穴と呼ばれる洞窟があり、そこと繋がっているためです。

安全のため一般公開されていませんが、一番の見どころである『滝根御殿』よりも広い空洞がいくつもあるというのですから、公開してほしいものです。

 

また、近くにある入水鍾乳洞には、前述のとおりA・B・Cの3つのコースがありますが、幻のDコースが実在します。

Cコースの最後には、終点の看板が立っていて、行き止まりで戻ってくるようになってはいます。

ですが実は、そこからさらに先へ進めるのです。

ほふく前進で数センチずつ進むような、かなり狭い状況になってはいますが、一番最後には深い水たまりがあります。

 

興味があったので受付の人に聞いたところ、水が流れる音がするので、そこを潜ってさらに行けば、先にまだ空洞があるはずだ、という話でした。

真っ暗な洞窟で潜水するなんて、怖くて普通の人にはできませんし、たとえダイバーでも、ボンベを背負ってはDコースを通れないと思います。

まさに未知の世界で興味が尽きないですが、今後ロボットか何かで調べてほしいですね。

 

以上が福島県田村市のパワースポット、あぶくま洞のご紹介でした。

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