日本は島国ですが、特に本州は、世界でも7番目に大きな島であるため、自分が島に住んでいるという感覚を忘れがちになります。
主要な4島(北海道・本州・九州・四国)以外にもたくさんの島がありますが、その数はどのくらいあると思われるでしょうか?
その数はなんと、6,852島もあるとされています。
これら全ての島に人が住んでいるわけではないのですが、たくさんの島の中でも、有人島数は418島と言われています。
宮城県には松島などの観光地があり、島もたくさんあるのですが、その中の一つで、石巻市にある【金華山】は、人口6人の小さな島です。
しかし、これしか人が住んでいない小さなこの島は、パワースポットとしても有名で、全国からも訪れる人が後を断たない場所となっています。
東北の三大霊場の一つ(出羽三山・恐山・金華山)に数えられている金華山は、前回ご紹介した同じ宮城県の金蛇水神社と並んで、金運に関係するパワースポットとなっています。
今回は、宮城県石巻市のパワースポット金華山について、ご紹介していきたいと思います。
金華山はどんな島なのか?
宮城県石巻市の牡鹿半島から近い、太平洋上に浮かぶ人口6人の小さな島です。
面積は10.28Km²で、島のほとんどが国有地となっています。
この島には、島全域を神域とする黄金山神社があり、ここに
【三年続けてお参りすれば一生お金に困ることはない】
といういい伝えがあります。
そしてなんとこの島は、奈良時代(750年頃)聖武天皇が、東大寺の奈良の大仏の建立に必要な金を調達するのに苦慮してところ
そこで初めて国内で金が産出された場所こそが、この金華山だと言われているのです。
アクセスは大変なのですが、島の名前やそこにある神社の名前からして、本当にご利益がありそうです。
三回とは言わないまでも、一度は行ってほしいおすすめのパワースポットです。
島へのアクセスと観光ルート
金華山島へのアクセスは次の通りです。
島への船が出ているのは、女川港か鮎川港となっています。
両港とも、毎週日曜日だけになりますが、定期船が発着しています。
【新幹線】
仙台駅から仙石線に乗り換えて、JR石巻駅で下車。
石巻駅からはバスに乗り1時間30分で鮎川港到着。
女川港へは、石巻線で女川駅まで行き、駅から徒歩で約10分で到着。
【高速道路】
三陸自動車道石巻港I.Cで降りて、鮎川港または女川港まで。
【飛行機】
仙台空港から仙台空港アクセス線で仙台駅まで。後は新幹線と同じ。
島の観光マップ
宮城県の公式ホームページでも紹介されているルートがこちらになります。
小さな島と言っても、周囲25Kmもありますので、歩くには相当な距離となります。
金華山観光桟橋からスタートして同じ場所に戻ってくるまでの16.4Kmのルートになっていますが、その間にいろいろな観光名所があります。
また島内には、神の使いとされる鹿が500頭ほど生息しています。
金華山観光桟橋→0.6km→黄金山神社→1.5km→ 黄金山頂→1.6km→分岐点→0.3km→千畳敷 →2.0km→大函崎→2.0km→千畳敷→0.3km→ 分岐点→2.6km→金華山灯台→5.5km→ 金華山観光桟橋
(1)黄金山神社
出羽三山、恐山と並ぶ東北三大霊場のひとつに数えられています。天平勝宝2年(750年)の創建と伝えられる歴史のある神社です。
(2)大海抜神社
海に囲まれた金華山の守り神。金華山の頂上にあり、周囲の海を見渡す海の神です。島の信仰を集め、3月18日には例祭が開かれます。
(3)天柱石
地上15mの高さにそびえ立つ白石英の巨岩。その大きさには目をみはります。金華山弁財天垂迹の場所とされ、神宿る石として大切にされています。
(4)千畳敷
金華山東海岸を代表する名勝地。千枚の畳を敷き詰めたように広い、ということから名付けられました。コバルトブルーの海と石畳の海岸が雄大な景色を形作ります。
(5)千人沢
千畳敷の北側に位置する、数十メートルの断崖の下を流れる沢で、金華山随一の奇観です。うち寄せる波が怒濤のごとく響きます。
(6)金華山灯台
金華山の東南にあり、明治9年(1876年)に建設された、高さ12.8mの白色輪形状の灯台です。
以上が宮城県のパワースポット、金華山のご紹介でした。
私自身が体験した個人的な感想ですが、うつ病の症状の改善には神社めぐりはおすすめです!
島周辺の美しい自然と、神社の神聖な空気を吸って、心を静かにすることができ
心身ともにリラックスすることができると思います。
※ただし、私が体験したのは2008年ごろなので、あの東日本大震災以前の話です。
島内の民宿や商店が営業を再開しているのかは、直接問い合わせてみてください。