マンションの管理人というと、事務所でゆっくりしていたり、たまに簡単な掃除をする程度で楽なのかな~
なんて思いますよね?
『楽な仕事はない!』などと言う人もいますが、楽なのかどうかは個人差があります。
イスに座って仕事ができるのを楽だと感じる人がいれば、じっとしているのが耐えられないので体を動かす方が楽だと感じる人もいます。
今回ご紹介するマンション管理人に関しては、
体力的には楽な仕事に入ります
ですがコミュニケーション能力が必要とされ
向き不向きがはっきりしている職業です
この仕事に就くにはどうしたらいいのか?
資格は必要なのか?
仕事の内容や大変なところ等を、わかりやすく解説していきたいと思います。
マンション管理人になるには?
求人広告には、マンション管理人の募集が出ていることがあります。
それに応募するには、未経験でも大丈夫か心配ですよね?
もちろん経験者や有資格者が有利だと思いますが、実際には未経験の人が多いので大丈夫です。
マンション管理人になるには資格を取らなければならないかというと、そうでもありません。
ただし資格を持っていれば、面接では他の人より多少有利になるかもしれません。
しかしそれよりも、一番この仕事に求められる能力は、誠実さとコミュニケーション能力なんです。
マンション管理人が気持ち悪いと思われるとき
今の時代、ハゲているというだけで通報される世の中です。
公園で子供に話しかけたり、ただボーッとそちらの方向を眺めていただけでも誤解されます。
そして自宅だからといって安心できません。
たとえば、あなたが喫煙者だとして、家の中で吸わないように、毎朝8時に外で吸っていた場合。
目の前を毎日通学する女の子にとっては、気持ち悪いおじさんです(実際に話題となりました)
別にジロジロと見ていないにも、女の子からすれば、いつも外に出て私を見ているおじさんなんです。
こんな時代ですから、マンション管理人も、気持ちよく挨拶できる人じゃないと、住人も嫌がりますし、とくに女性からは、気持ち悪く思われてしまいますよね。
実際に働いたら、次のようなことは避けるべきです。
- ジロジロ見る
- プライベートな話を聞きたがる
- やたらと話しかける
- 挨拶をしない
- 清潔感のない見た目
コミュニケーション能力といっても、そんなにベラベラと余計なことは喋れなくても、【感じの良い人】であることが一番大切です。
あまりにも話をしなくても、何を考えているのか不審に思いますし、話しかけ過ぎるのも問題です。
とにかく感じの良い挨拶をすること。
これが普段から出来ている人なら、この仕事は向いています。
マンション管理人の仕事内容
管理人の仕事は、共用部分の掃除が基本です。
それから事務所での来客対応や電話対応となります。
しかし、マンション管理人と言っても、立場的には当然に住民より下に見られますし、何か頼みごとをされる場合も多いのです。
便利屋・何でも屋と言った感じでしょうか。
住民が困ったことがあったら、基本的に何でも相談に乗らなければなりません。
中には、「ここをもっと掃除しろ!」などと、つらく当たってくる住人もいるでしょう。
雇っているという認識でいる住人もいますので、何を言われても我慢しなければならないのも仕事のうちです。
給料はどのくらい貰えるか
マンション管理人は、管理会社に雇用される形態ですので、その会社により月給制度であったり、日給制であったりします。
はっきり言って、給料は安いです。
住み込みで働いても、月収20万行かない求人も多いです。
住み込みで働くということは、サービス残業があって当たり前で、いつでもマンションの住人に対応しなければなりません。
24時間、いいように使われているといった状況です。
ですから、この仕事で一家の大黒柱になることは難しく、定年後の再就職先として働くことが多いです。
マンション管理士や管理業務主任者の資格
もしこの業界でもっと稼ぎたいのであれば、マンション管理士や管理業務主任者の資格を取得することで、道が広がります。
マンションの管理人には必要のない資格ですが、マンション管理会社のフロント業務をするのに有利となります。
分譲マンションには、管理組合があるのですが、その運営をサポートしたり、入居者の窓口となってトータル的にマンションを管理する仕事です。
この仕事は、一棟のマンションだけでなく、複数のマンションの管理を任されるため、それなりに給料も高くなります。
以上がマンション管理人の仕事のご紹介でした。
たとえば、人間関係のストレスから仕事を変えて、のんびりと1人だけで働きたい人にとって
一見すると、おすすめできる仕事のようで、実は大変かもしれません。
気持ち悪いと思われないような、ある程度のコミュニケーション能力があり、人柄が良さそうな人材が求められます。