一見すると楽に見える仕事といえば、交通量を調査する仕事があります。
車に乗っている時、ふと脇を見るとパイプ椅子に座って、何かしている人を見かけたことはないでしょうか?
これは車などの交通量を調査している最中で、そのアルバイトで働いている人達なんです。
また、車以外にも、人の通行量調査をする場合もあります。
車の場合には、その目的は、信号機の設置などのための交通量調査です。
また人の場合には、商業施設への人の流れを調査したりします。
座って車を数えるだけの仕事なので、「楽そうだなー」と思われる方も多いと思います。
今回は、交通量や通行量の調査のアルバイトが楽なのかどうかについて、詳しく解説していきたいと思います。
楽なイメージだがどんな仕事内容なのか?
私がこの交通量調査の人たちを見かけたのは、ある交差点丁字路だったのが十字路に変更になる前のことです。
その時にパイプ椅子に座った数名の人たちが、なにやら車の量を数えているようでした。
このように、丁字路から十字路へと道路の形状が変わったりすると、交通量に変化があるため、信号機のタイミングなどを調べたい場合や、新たに道路を作る際などにこの仕事の需要があるのです。
信号のタイミングを調整するためには、交通量の情報が必要となるのです。
仕事の内容は、早朝現場に到着したらある方向からの車の流れをカウントしていきます。
早い現場では朝5時に集合という場合もありますが、朝7時からの勤務というケースが多いです。
仕事は、細かく車種別にカウントを求められる場合もあるため、集中力が必要になる仕事です。
種類ごとにカウントしていくため、一つだけではなく5つが連なっているカウンターを使用して種類ごとにカチカチとボタンを押していきます。
しかし、すわり仕事で、使用するのは目と指だけですので、交通量の少ない時間帯になると楽に感じられるかもしれません。
現場には休憩などで交代する場合もあるため必ず2名以上での勤務となります。
また、人をカウントする通行量を調べる仕事に関しては、イベント会場やお店に入店する人の数を数えていきます。
こちらも、見た目の性別や年代ごとにカウントする必要があったりするので、集中力が必要です。
給料はどのくらいもらえるか?
求人情報では、日給制か時給制に分かれています。
日給制では8,000円から高い求人ですと1万2千円以上のものもあります。
時給制では1,000円以上がほとんどですが、実働時間が短い物もあり1回の勤務で5,000円ほどしか稼げない場合もあります。
ただし、いずれも『単発の仕事』になりますので、そこだけは注意してください。
お小遣い稼ぎには向いていますが、本業としてこの仕事をすることは難しいです。
継続的に仕事があるわけではない
楽に稼げるイメージのある交通量調査の仕事ですが、いつも仕事があるわけではありません。
そのため給料が安定しないため、他のアルバイトといくつか掛け持ちで行うことがほとんどです。
少しのお小遣い稼ぎのために、募集している日が偶然休みであれば応募するという感じですね。
また、仕事日の前に、事前の説明会に出席しなければならないですが、そこでの交通費や給料は出ない場合がほとんどです。
しかし、求人の数じたいは多く出ていますので、現場を変えながら何度も仕事をすることは可能。
この仕事をする上での注意点
楽な仕事のイメージがある交通量調査のアルバイトですが、次の点には注意が必要です。
トイレに行きたくなった場合
複数名で勤務していますので、休憩時間に食事やトイレを済ませておく必要があります。
トイレが近くならないように、自己管理をしなければなりません。
コーヒーを飲むとトイレが近くなるという方は控えるべきですし、冬場は特にトイレが近くなるため注意が必要です。
しかしどうしても我慢できない場合は交代してもらいましょう。
間違ってカウントしてしまった場合
初めのうちは、どうしても間違えて押してしまったりするそうです。
しかしすぐに慣れてきますので、その後は間違えないように集中して仕事をするようにしましょう。
間違っているかどうかは本人にしか判断することができませんが、明らかにおかしい数字だった場合には問題となります。
人間ですから少しの誤りはありますが、明らかにサボっていたとか、適当にカウントしていたというのではダメです。
人間関係のストレスに悩む人でもできる
使用するのは目と指だけ、座ってできる仕事なので体力的にも楽です。
そして仕事もすぐに慣れます。
コミュニケーション能力も必要ないし、人間関係のストレスも少ないです。
この仕事に必要なのは集中力と、寒さや暑さに耐えることだけですね。
楽な仕事といえばそうですが、これを本業として生活していくのは厳しそうです。
以上が交通量調査の仕事の解説でした。