楽な仕事の条件といえば、自分のペースで一人だけで仕事ができることも一つですね。
その場合、よけいな人間関係のストレスはありません。
そんな環境で仕事ができる恵まれた職場は数少ないですが、競争率も高くなる傾向があります。
しかしその中でも、比較的働きやすい仕事といえば、宝くじ売り場
今回は、宝くじ売り場で働く人について、その内容や待遇について解説していきたいと思います。
【一人で個室で椅子に座って】できる業務
大きなスーパーや、ホームセンターなど、集客力のある施設には、宝くじ売り場が併設していることが多いですね。
そこで働いている人は、まさに【夢を売る仕事】なんですが、外から見ていても楽な仕事のようにも思えませんか?
自分一人だけしかいない部屋で、イスに座りながらできる仕事って、なかなかありませんよね。
環境的にはかなり恵まれていると想像できます。
そこで実際に、その仕事内容はどうなっているのか?
お客さんからのストレスや嫌な部分はないのかどうなのか?
働いてみたいと気になっている方に、これらの点についてご紹介していきたいと思います。
求められるコミュニケーション能力
宝くじ売り場には、誰しもが買いに行った経験があると思います。
私も一攫千金というか、この現実から逃げたいという思いで、何度も売り場に足を運んでいました。
購入すると「当たりますように~」というような、決まった言葉をかけられます。
いつもは中で働いている人が男性か女性か、年齢はどのくらいで綺麗だとかそうではないだとか、気にした事はなかったです。
でも一度だけ【くじ】さんという女性が販売していたことに遭遇した事がありました。
その時は思わず「本名なんですか?」と話しかけてしまいましたが、販売員さんと会話したのはそれが最初で最後
普通は店員さんと仲良く話をするなんていうケースは少ないと思います。
この仕事は、接客業ですからお客さんとのコミュニケーションを求められると言っても、殆どの場合、余計な会話は無いように思います。
定型文が決まっていて、その言葉を発するだけという状況が多いのです
そのため同じ接客業でも、お客さんから受けるストレスは少ないそうです。
ですが、やはりきちんとした話し方や言葉遣いの研修があり、笑顔は重要になってきます。
お客さんにとっても、愛想のない人から購入したら当たらなそうだと感じて、別のお店に行ってしまいますよね。
お客さんは意外とおとなしい!?
また、他の接客業に比べての話ですが、お客さんもおとなしい人が多いです。
あくまでも他の接客業に比べてという意味ですが…
これは、宝くじを購入する人というのは、運気を大切にしているという事が少なからず関係しているのではないでしょうか。
例えば、黄色の財布を使っていたり、その日は大を我慢していたり、トイレ掃除やお墓参りなど、運気を上げるためには、 験担ぎのために様々な事を行います。
そんな中で、売り場の人に対して、酷い対応をしたら、運気も下がり当たらなくなりますよね。
その日だけでも【なるべく良い人】になっている人がたくさんいます。
しかし他の業種よりは少ないにしても、全くトラブルが無いかと言われるとそうでもなく、やはり変な人は一定数います。
さらにこの仕事ならではの話ですが、一人での勤務のため、怖い人に遭遇してしまった場合には怖い思いをすることもあるでしょう。
すべて一人で対処しなければなりません。
売り場の仕事内容と恵まれている点
ミスが発生しにくい仕事だというのは、接客業の中ではかなり恵まれています。
例えば、飲食店でのオーダーを取る場合や会計など、同じ接客業でもミスをする確率の高い業種もあります。
マクドナルドの店員さんの動きを見ていても、とても忙しく元気な声を出して動き回っていますが、それでもうっかりミスはできません。
商品が足りなかったり、会計で間違ったりすると、お客さんはかなり怒るでしょう。
スーパーのレジを思い出してみてください。
お客さんが列に並んで待っている段階で、かなりイライラしている人も多いです。
そんな中、お客さんの1人が商品を追加したり、お金を出すのを手間取っていたり、会計後にクーポン券があったなどと言ってやり直しを要求されたりすることもあるでしょう。
そんな時でもレジ係の人は、素早くミスなくこなさないとすぐにトラブルにつながります。
客は、忙しいからしょうがない、かわいそうだ等とは思ってくれません。
宝くじ売り場の場合
これに対して宝くじ売り場の仕事は、一人で個室での座り仕事になります。
この状況は同僚からのストレスもなく、座っていられるため恵まれています。
トイレも「しばらくお待ちください」などの立て札を出して行くことができますので、心配いりません。
また、仕事内容に関しても、研修期間もありますし、扱う商品数も少なく、誰でも覚えられます。
販売しているのは、ジャンボ宝くじ、ロト7、ロト6、ミニロト、ナンバーズ、スクラッチ、totoなど誰もが知っている数種類のくじです。
レジ業務に関しても現金のみですし、その単位も100円単位ですから、細かい端数は出ません。
おつりの計算も簡単ですし、1円玉単位の細かい受け渡しはほとんどありませんので、スムーズに業務が可能です。
当選したかどうかは機械での確認となりますし、当選金の支払いも5万円未満のみです。
このような環境から、他の仕事に比べたら確実にミスは少なくなるでしょう。
しかしこの一人というのは、良い面ばかりでなく大変な面もあります。
勤務に関しては、一人勤務のシフト制となっていますので、急な休みには対応できません。
そのため、小さな子供がいるような方の場合、他の仕事の方が合っているかもしれません。
人によっては、休めないというプレッシャーが仕事以外でのストレスとなると思います。
また、お金を管理する仕事なので、その責任は重いです。
くじ券も間違って渡してしまった場合にも大変なことになりますので、神経を使います。
ミスをしにくい業種ではありますが、間違った対応をしてしまった場合には、サービス残業になる売り場もあるようです。
運営会社によって異なる待遇
あの宝くじ売り場が、それぞれ別会社が運営しているという事実をご存知でしょうか?
そのため、給料などの待遇面に関しては、その運営会社によって多少の違いが出てきます。
午前中と午後でニ交代となる売り場もあれば、一人で1日勤務する場所もあり、時給も地域によって多少の差があります。
平均的な時給は、だいたい800円台から経験を積めば900円台となっており、これに交通費が支給される売り場が多いです。
雇用形態はアルバイト・パートでの求人がほとんどで、扶養内での勤務も可能です。
嘘を言って不正を働く人もいるという噂
宝くじの当選番号を調べて欲しい、などとお客さんに頼まれたとき、相手によっては「当たってませんでした」なんて言って自分の物としてしまうこともあるのでしょうか。
調べてみると、残念ながら過去に不正を行ってしまった店員さんはいるようですね。
まとめ
個室で一人での座り仕事ということで、客として外から見ると、楽な仕事のようにも思えましたが、一人で頼る人もいない環境というのも責任は重大ですね。
ということで、【休まずに勤務可能で、うっかり者ではなくミスが少ない人】なら、同僚からのプレッシャーも少なく、通常の会社勤めよりもストレスは少ないし、体力的にも楽な仕事なのではないでしょうか。
以上が宝くじ売り場の仕事の解説でした。