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離人症が勝手に治ってしまった体験談

離人症の感覚

私は中学生のころ、悩んでいた症状がありました。

それが離人症

当時はそれが何なのか、自分にしかない症状なのか?

誰にも話していなかったので、分かりませんでした。

 

インターネットが発達した現代、何でも調べることができるようになり、当時の症状が【離人症】と呼ばれるものだということが分かりました。

※当時の医師の診断があったわけではなく、あくまでも個人的に症状が似ているということです。

離人症の感覚とはどんなもの?

私が中学生のころの数年間、ずっと感じていた体の不調

それは、このようなものです。

  • 水中で生活しているような感覚
  • 今夢を見ているのか現実なのか分からなくなる
  • 自分だけが時間がゆっくり進んでいるように感じる
  • 周りの人の会話は聞こえるが頭に入ってこない
  • 記憶力が向上する

 

いかがでしょうか?

同じような症状を持っている方がいらっしゃるでしょうか?

知らない人にとっては特に、水の中ってどういうこと?

と感じるかもしれませんが、水中ならゆっくり動きますよね?

そして声もハッキリと聞こえなくなります。

うまく言えないのですが、とにかくそんな感覚なのです。

 

この症状が1週間以上も続きます。

そして治ったかと思ったら、また続くというのを繰り返します。

症状が出てきた時には「うわまたかよ、嫌だな」と思っていました。

 

これで普通に生活できるのか?

そんな疑問を持たれて当然だと思いますが、何とか生活できてました。

周りの友達には、おかしな奴だと思われていたかもしれませんが、恥ずかしくて誰にも話さずに過ごしました。

 

なお、Wikipediaでは次のように解説されています。

離人症(りじんしょう、英: Depersonalization)とは、自分が自分の心や体から離れていったり、また自分が自身の観察者になるような状態を感じること。その被験者は自分が変化し、世界があいまいになり、現実感を喪失し、その意味合いを失ったと感じる。慢性的な離人症は離人感・現実感消失障害 (DPD)とされ、これはDSM-5では解離性障害に分類される(DSM-IVの離人症性障害)

ある程度の離人症や現実感喪失は、一時的な不安やストレスなどによって誰にでも起こり得るものである。慢性的な離人症は、重度の精神的外傷、長期持続したストレス・不安などに関係している。離人症・現実感喪失は解離性障害スペクトラムにおいて最も重要な症状であり、これには解離性同一性障害や特定不能の解離性障害などが含まれるグループである。さらにそれ以外でも、不安障害、うつ病、双極性障害、統合失調症、スキゾイドパーソナリティ障害、統合失調型パーソナリティ障害、境界性パーソナリティ障害、強迫性障害、偏頭痛、睡眠不足などでも顕著な症状である。またこれは、ある種の神経学的痙攣の症状でもあり、これは脳のセロトニンレベルが低いことを示す可能性がある

引用元:Wikipedia

 

この病気の症状は、10代の頃に発症することが多いそうです。

私の場合にもまさに時期が一致しています。

しかしごくまれに、40代になっても発症してしまうこともあるそうです。

 

何もしていないのにいつの間にか症状が出なくなった

同じような症状に悩まされている人で、このまま治らなかったらどうしよう?

そう思っている方もいると思います。

私の場合は数年ほどで治まり、その後は全く発症しなくなりました。

病院に行ったわけでもなく、自然に治ってしまいました。

 

でもだからと言って、軽く考えないほうが良いかもしれません。

 

この離人症は、うつ病や統合失調症も一緒に併発するような病気で、甘く見ることのできない症状です。

当時のことを思い出すと、私の場合、原因としては、幼少の頃のトラウマが原因となっていると思われます。

私は、親とのトラブルを抱えて育ったためです。

 

最後になりますが、今あなたが同じような症状で悩んでいるならば

自分だけに起きている症状ではなく、若い人に比較的多い

このまま一生続くわけではなく治る

ということは伝えたいです。

 

私の場合は、誰にも言えなかったのですが、家族や友人に理解してもらうためにも、話してみるのも大切だと思いますよ。

そしてあなただけではなく、思春期に起こるもの

治らないものでもありません。

 

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