学校を影で支える仕事の一つに「用務員」の仕事あります。
小学生のとき、いつも校舎の中をピカピカに磨いてくれるおじさんを見かけたことがあるのではないでしょうか。
でも意外と知らないのが、学校の用務員さんがどんな仕事をしているのかということです。
学校では欠かせない重要な仕事、用務員さんについて紹介します。
用務員の仕事の内容
学校の用務員さんの仕事内容は、勤める場所によって多少の違いがありますが、基本的には
子どもたちが安心して学校生活を送れるようにサポートをする仕事です。
決して目立たないですが、例えば校舎内の環境を整える仕事として、敷地内の整備や清掃・ごみの収集、分別・花壇のお手入れ、施設の修繕など多岐にわたる仕事をしています。
まさに縁の下の力持ちのような存在です。
また、校舎内に不審者が入り込まないように巡視する警備的な役割もあり、学校のことを熟知している用務員さんだからこそできる仕事がたくさんあります。
他にも近隣の学校とのやりとりやイベントのときの準備作業、サポートなどの仕事もしています。
用務員さんの仕事は、勤めている学校によっても大きく変わるので、その辺りも確認した上で検討する必要があります。
学校の校長や教頭の意見によっても仕事の内容が変わるので、ずっと同じ仕事とはいえません。
待遇面はどうなのか
用務員さんの待遇面についてですが、時給で換算すると1,000円前後、月給にして20万円前後の場合が多いようです。
最初から高額な給料とはいえないながらも、安すぎるわけでもありません。
今の主な採用方法が嘱託社員になり、1年単位の採用となります。
事前に作文や面接などの試験があり、自治体によっては危険物やボイラー技師などの資格が必要になることもあります。
高齢者の採用も積極的に行っているので、なかには70歳程度まで勤めていることも。
しかし事務職しか経験したことの無い人にとっては、いろんな作業をしなければならないので難しいかもしれません。
しかし賞与をはじめ、休暇制度は充実しています。
年金支給年齢が、どんどん後に伸ばされていくことが予想される中、ずっと長く働くことができるのが魅力ですね。
長く働けば働くほど、学校側との信頼関係も構築できます。
この仕事のメリットと大変な部分
用務員の仕事は、子どもたちの安全を守ると考えると、とてもやりがいのある仕事です。
人間関係のいざこざも少ないので、落ち着いた環境でやりがいを感じながら仕事ができます。
子ども好きな人や、DIYが好きな人にとっては楽しい仕事といえますね。
大変な部分としては、覚えるまでは仕事内容も多く大変だと感じることです。
悪く言えば、雑用的な仕事が多いので、それが苦手な人にとっては、向かない職種かもしれません。
まとめ
学校の用務員さんの仕事は、ただ校舎内の清掃をしているだけでなく、事務作業や警備的な部分など、幅広い内容となります。
基本的に一人で黙々と作業をすることができるため、人間関係の煩わしさは気にする必要がありません。
その上で、給料もしっかりと貰えることと、高齢者となっても長く働けるので、魅力的な業種です。
子ども好きな人にとっても、やりがいのある仕事になるのではないでしょうか。