介護の仕事は大変というイメージもあり、人手不足となっている現場が多いです。
また、条件が合わなかったり、職場環境や人間関係などが割に合わないと感じている人が、この業界を離れて行ってしまうためです。
2017年の有効求人倍率は、平均で1.26となっておりますが、介護関係に限るとなんと3.74倍となり、一人の人に対して求人が3件以上もあるという、かなりの人手不足状態となっているのです。
そんな状況ですから、介護の現場で働きたいという希望者に対しては、さぞかし待遇が良いのだろう
と思われる方もいますが、実際はそうではありません。
これが慢性的に人手不足となっている原因となっています。
ですが、そんな介護関係の仕事の中でも、比較的おすすめできる職場もあります。
大変な介護の仕事のなかでも、これだけは楽といえる業種とは?
そこで今回は、介護の現場での大変さや、どこならおすすめできるのかについて解説していきたいと思います。
介護関係の仕事を希望するならこの資格
私もハローワークの職業訓練にて介護の資格を取らせて頂きました。
しかし、資格取得後に実際に現場に入ってみると、その大変さが身にしみて分かりました。
私が取得した資格は、介護職員基礎研修という資格で、ヘルパー1級よりも上位にある資格でした(現在では廃止されています)
介護の資格はたくさんあって分かりづらいですが、次のようなものがあります。
- 介護職員初任者研修
介護の資格を取得するならまずこの資格になります。
旧ホームヘルパー2級から名称変更となった資格で、受験資格なしで3ヶ月程度で取得できますが、取得することで資格手当てが貰えるなど待遇面でも良くなることが期待できます。
- 介護職員実務者研修
旧ホームヘルパー1級から名称変更となった資格で、実務経験を3年以上積み、実務者研修を修了することで、これからさらに上の介護福祉士を目指すことができる資格です。
この実務者研修を取得していると、サービス提供責任者になることができます。
- 介護福祉士
介護福祉士は、介護の上級資格で国家資格になります。
ケアプランなどを作成する現場のリーダーとなることができ、資格手当などの待遇面が良くなることが期待できます。
- ケアマネジャー(介護支援専門員)
介護福祉士の実務経験を5年以上積んだ人が受験できる資格です。
民間資格ではありますが、毎年合格率20パーセント前後の難関資格で、介護の世界においても取得することで尊敬され、活躍の場も広がります。
- 認定介護福祉士
介護福祉士のさらに上位資格として2015年に新しく設けられた民間資格で、認定介護福祉士養成研修Ⅰ類と認定介護福祉士養成研修Ⅱ類の合計600時間の研修を終了しなければなりません。
この研修は、介護福祉士の実務経験を5年以上積むことで受講できるようになります。
ここで紹介した資格はほんの一部です。
介護の世界には、この他にもさまざまな資格があります。
介護の仕事のつらいところ
働いている人が楽に仕事をできる環境でないと、その影響は施設の入所者への対応にかならず出てしまうものです。
私が介護の様々な現場で感じた、この仕事の肉体的に辛い部分、精神的にキツイ部分について書いていきたいと思います。
まず、介護の職場には次のようなものがあります。
【デイサービス、グループホーム、特別養護老人ホーム、訪問介護、介護付きマンション】
このなかで、精神的にきつかったのは、病院に併設されている職場です。
お年寄りにとっては、先生や看護師さんがいることが安心ですので人気があります。
しかし、このような職場で介護の仕事をすると、看護師の態度にびっくりすると思います。
看護師は医師以外にはとにかく扱いが酷いです。
介護の担当者に対しては、非常に偉そうな態度をとることが多いのです。
また、お年寄りは、自分がお金を支払っているお客さんだと思って接してきますので、態度も大きくなります。
特に、昔お堅い仕事についていたような人の場合は注意が必要で、叩かれるなどの物理的に攻撃される場合もあるのです。
さらに、「私のお金を取ったでしょ?」などと言いがかりをつけてくる場合もあり、一生懸命にお年寄りのために働いているのに【信用されていない】ことが精神的に負担になります。
訪問介護の現場では、人間関係の煩わしさはありませんが、お年寄りとのトラブルが起こる確率も高くなります。
前述のように金銭的なトラブルや、女性なら体を触られるなどということも日常茶飯事です。
このように、介護の仕事は、その仕事の肉体的な大変さに加えて、看護師からの酷い扱いや、お年寄りからの感謝されないなどの板挟みになり、精神的にもキツイ面があるのです。
どの現場が一番楽しく仕事ができるか?
私の介護現場での研修の経験から、一番のおすすめはグループホームでの勤務です。
もし、介護の世界で生きていきたいと思うなら、なるべく精神的にも肉体的にも楽に働ける現場が良いと思います。
グループホームとは、少人数制で、5~10人程度の入居者だけで、スタッフと一緒に炊事や洗濯、掃除などを一緒に行って生活するスタイルの職場です。
月額の費用に関しては、15~30万円かかるため、比較的恵まれた裕福なお年寄りが入居しています。
ここでの仕事は、一緒にご飯を作るなど、お年寄りとの触れ合いを楽しみながらすることができ、他の介護の職場と比べてもゆったりとした時間が流れていました。
また、人間関係も介護の職場の中ではプレッシャーも少なく、一番おすすめです。
しかしグループホームで働きたいという介護の関係者も多く、求人が出てもすぐに埋まってしまうことも多いです。
ですから、もし近くの通える範囲でグループホームの求人があるのでしたら、ぜひ急いで応募してみてください。
面接では、入所者の視点での話をすると高評価に繋がります。
「人の世話になりたくない、排泄物を見られるのが恥ずかしい」といった方や、「俺は金を払ってるんだから客だぞ」といったように、様々な方がいらっしゃるので、それに対しての接し方について話していくことが合否を左右するでしょう。
以上が介護の仕事のなかでも、比較的らくな現場のご紹介でした。
最後までありがとうございます。
参考になっていただければ嬉しいです。