楽だと言われるプール監視員のアルバイトについて考えてみると
『座ってるだけ』・・・そんな風に見えなくもないですね。
見た目どおり本当に楽なのか? どんな仕事内容なのか?
これらの疑問について、ご紹介したいと思います。
プール監視員の仕事内容
プール監視員の中でも、とくにオススメな職場があります。
それは、市民プールなどの屋内プールの監視員
私も若い頃に、プール監視員のアルバイトをしていた経験がありますが、仕事ははっきり言って楽でした。
他にも飲食店でのアルバイトの経験もありますが、飲食店よりは断然プール監視員の方がいいです。
しかし、この仕事をするには、いざという時のため泳げるということが前提です。
仕事じたいは楽ですが、事故が無いように常に見張っていなくてはならないため、当然ながら大きな責任もあります。
準備・清掃
仕事の内容は、まずはお客さんが来る前の清掃から始まります。
プールサイドや、中にゴミがないかどうか確認し、あればすくって拾います。
監視業務
そして高い椅子(監視台)に座っての監視業務です。
プールは暑い場合が多いですが、上に登ると特にに暑さを感じます。
座っているだけでも、うっすらと汗をかくと思います。
眠くなってきますが、子供やお年寄りなど、何事も無いように注意して見てなくてはいけません。
水温・水質のチェック
さらに、決められた時間帯に水温や水質のチェックをします。
消毒してくれる塩素濃度が十分でないと、利用者どうしでの感染症などを引き起こしてしまう恐れがあるため、毎日数回行われます。
これは、専用の器具を用いて塩素濃度を色で判断して、結果をチェック用紙に記録していくものです。
プール監視員の給料
求人情報によると、プール監視員の時給は1,000円前後が多いです。
中には日給制の求人もあります。
責任のある仕事でプレッシャーは感じますが、仕事の内容を考えると、かなり条件は良いのではないでしょうか。
肉体的な疲れはほとんど感じません。
この仕事の大変なところ
楽な仕事だと言われるプール監視員ですが、嫌な面ももちろんあります。
それはお客さんを注意した際のトラブルです。
屋内プールがおすすめの理由
プールの監視員の仕事は、屋内プールなのか、屋外プールなのかで大きく2つに大別されます。
おすすめは屋内プールの監視員です。
その理由は営業できる期間と、客層にあります。
屋外プールの場合、夏季だけ限定のアルバイトとなってしまいますが、屋内の温水プールであれば、一年中仕事をすることができます。
また、屋外よりも屋内の方が、ガラの悪い利用者が少ないように思います。
利用者へ注意が必要な場合がある
プールの監視員は、時々利用者への注意をしなければならない場合があります。
例えば次のような時です。
- オムツのままでプールに入っている
- キャップを被っていない
- 飛び込みをしている
- 悪ふざけで他の利用者の迷惑となっている
- 浮き輪を禁止の場所で使用している
- 携帯電話の持ち込み
このような場合に、笛を吹いて注意をします。
しかし、相手によっては注意されても聞かなかったり、怒る人もいるのです。
特に飛び込みをする人は、かなり多いです。
今では危険防止のため、飛び込みは禁止されている施設が多いです。
またスライダーが設置されているような施設では、小さい子供がきちんと身長が達しているかを確認します。
場合によっては利用できないとキッパリと伝えなければなりません。
私の経験では、若い親が「俺が見てるから大丈夫だから!」などと言ってくることがありました。
そしてスライダーの出口でも、そこでいつまでも遊んで滞留している子供や、真正面で待っている親などを見ている必要があります。
注意をしたり、30分ごとの休憩の合図として大きな音で笛を吹きます。
大きな音で笛を鳴らすのが、怒りを買う原因の一つなのかもしれませんが、仕事なので注意しないで無視するわけにもいきません。
屋内ならまだ客層が子供やお年寄りが多くてやりやすいのですが、屋外は若い男性もいますので、自分自身も鍛えた体つきじゃないと話を聞いてくれない場合もあります。
でも、私が経験したこの仕事の良いところの一つとして、普段よりも自分の体が常に見られているという意識が働くため、自然と体が引き締まりました。
まとめとしまして、プールの監視員は、肉体的には楽ですが、責任感が必要なのと、お客さんとのトラブルがある場合もあり、精神的には疲れるかもしれません。
でも仕事の内容と比較すると、待遇面は良い方です。
この仕事をしながら、身体を徹底的に鍛え上げるのがぜひおすすめです。
お客さんにも舐められず、自分の自信にもつながりますよ。
以上がプール監視員の解説でした。