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高給で体力的にも楽な除染作業員という噂は本当!?

2011年3月11日に起こった東日本大震災

原発事故が問題となりました。

福島県の海沿いの自治体では、今でも帰還困難区域があり、避難先で生活を続けている人がまだ大勢います。

 

この福島県の海沿いの地域は【浜通り】と呼ばれ、南相馬市、浪江町、大熊町、双葉町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、川内村、葛尾村などがあります。

また、県の中央に位置する中通り地方では、田村市の旧都路村、川俣町の山木屋地区があります。

これらの地域で除染作業を行っています。

 

そんな除染の仕事ですが、給料などの待遇面が気になると思います。

また、そこで長期間働けるのかについても引っ掛かっていると思います。

さらに、田舎ですので買い物が不便なのではないか?

遊ぶところが無くつまらないのではないか?など・・・

 

とにかく稼げると噂ですが、本当なのか調べてみましたので、ご紹介したいと思います。

 

1ヶ月でどのくらい稼げるか?

福島県内でも、放射線量の高い地域では、そこで除染作業に従事する場合に【危険地手当】が出ます。

そのため、作業自体は軽作業でありながらも、月収30万円以上も可能な場合もあります(求人によります)

 

また、作業内容と待遇、労働条件なども、業者によっても異なります。

しかし、他の業者に移動する場合でも、経験者として優遇されますので、働いてみてから聞いていた条件と異なるような場合には、他に移るのも手です。

これらの除染対象地域での仕事は、日当とは別に危険地手当が一日あたり6,000円程度出ますので、かなり稼げる仕事であることは間違いありません。

 

放射線の影響は?

福島の原発事故は、あの何十万人もの犠牲者を出したチェルノブイリ原発事故と同じレベル7となっていて、大変危険なようにも思われています。

しかし実際には、放射線の影響で亡くなった人はなく、ほとんど津波での犠牲者なのです。

(避難途中で亡くなった方はいます)

 

この地域で仕事をするにあたっては、線量計が個人ごとに配布され、作業中は常に身につけています。

このように、被ばく量は毎日測定されていて、そのデータは元請けに報告されて管理されています。

西日本に住んでいる方にとっては、福島と聞くと危険な地域だという認識もあるかもしれませんが、事故からかなり年数も経ち、県民は普通の震災前と変わらない暮らしをしています。

 

また、原発事故のあった近くに住んでいた福島県の浜通りの人たちも、きちんと生活ができるほどの補償がされていますので、避難先で新しい生活をしています。

これは福島県に、実際に来てみるとわかりますが、仕事をする上で心配することはありません。

きちんと対策がとられていますので、全くイメージが異なります。

農産物も一部を除いて普通に作られ、出荷され消費されています。

 

作業内容と時間

除染の作業は、危険、重労働だというイメージはありませんか?

ところが実際の作業内容は、草刈りなどの軽作業ですし、残業もありません。

きちんと終わる時間が決まっているのは大きなメリットです。

 

工場の派遣作業などでは、その日の生産によって変わりますが、毎日のように残業があったりします。

また、受注量が少ない時でも、クレームが来て作り直し、ミスをして出荷できない、なんてことになると、突然長時間の残業となったりします。

「あと何時間で終わる」とハッキリとわかり、その日のペース配分もできる除染作業は、【いつ仕事が終わるかわからないストレス】はなく、その点は非常に良いです。

 

これらの通常の除染作業以外にも、この地域ではいろんな求人があります。

放射線量を計測するモニタリングの仕事、警備の仕事、もしも大型免許を持っているなら土砂運搬の仕事など様々です。

特にモニタリングの仕事は、簡単なPC操作ができれば経験を問わずに募集も出ています。

待遇面も、日給で12,800円などの例があり作業自体も楽ですので、女性にも人気があります。

 

そのほか、除染作業よりもさらに稼げる職業もありますので求人をご覧ください。

 

働く場所と住み込みの場所

安全に働くことができると言っても、さすがに仕事場の近くに住むわけにもいきません。

ですから、朝早くに起きて、みんなで一台の車に乗り現場まで移動します。

 

例えば、約80キロも離れた郡山市や除染地域から南にあるいわき市などの周辺の都市に宿舎があり、そこから高速道路や一般国道を利用して、目的地まで毎朝出掛けます。

決まりはありませんが、基本的に新入りが運転を任されることが多く、先輩は移動時間も後ろで寝ることができるようです。

 

住む場所に関しては、プレハブの簡単な作りでワンルームです。

あっという間に建てられたり無くなったりします。

しかし駐車場はありますし、各部屋にエアコンも完備しています。

 

そこまで山奥に住むわけではありませんので、買い物に困ることはなく車で遊びに行くことは可能でしょう。

しかし、この仕事は朝早く早朝から移動になりますので、夜仕事が終わってから出かけるという元気はなくなります。

でもそのお陰で短期間でお金を無駄遣いすることなく貯めることができます。

同僚にパチンコや風俗に誘われた時だけは注意してください。

 

同僚から受けるストレスは?

私の知人が除染作業の仕事をしています。

その彼に聞いた話によると、全国から除染作業員として集まってくる人の多くは、普通の会社よりはガラが悪いと言っていました。

指には年少リング、腕には入れ墨をしている人は珍しくありません。

 

しかし全員が全員ではなく、いかにも真面目そうな人も半分以上いますから安心してください。

仕事中は基本的に会話はほとんどなく黙々と自分の作業になります。

マスクを着用していますので、そもそもあまり声も届きません。

そういう意味では仕事中の同僚からのストレスというのは考えなくても意外と大丈夫そうです。

 

仕事は無くならないのか?

2021年で、震災からちょうど10年となりました。

ですが、未だに作業は続いています。

広大な面積のため、今後すぐにこの仕事が無くなることは考えにくいです。

逆に今の時代は、どんなに大きな企業でも倒産したりします。

普通に会社に勤めているからといって、この先何十年と保証があるわけではありません。

AIの進化で仕事を奪われることもあり、どの業種であっても、仕事が残るのかどうか?条件は同じでしょう。

 

会社が無くなる心配がないのは公務員だけ

真面目に勤めていも、たとえ大企業でも、いつ業績が悪化してリストラされるかも分かりません。

 

除染作業員は、軽作業でありながらも、短期間で高収入を得ることができるので、お金を貯めて自分の夢を実現したりするには最適な職業です。

これをチャンスととらえて、数年間頑張ってお金を貯め、自分の店を出したという人の話も聞いています。

ですから、そもそも安定を求めて何十年も定年まで勤めるような仕事ではないのです。

 

以上が、除染作業員のご紹介でした。

仕事は軽作業ですが、同僚からのストレスが未知数で、自分次第です。

同じ場所に住み込みとなるため、きちんと誘いを断りきれる人なら、夢の実現のため短期限定で働くには良い職場だと思います。

 

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