コンビニへ行ったとき、駐車場にトラックが止まっていて、弁当などを配達しているのを見たことがありますよね?
大手コンビニのマークがそれぞれ入ったトラックで、ルート配送をしています。
今まで、運送業の仕事を一度もしたことがない人は、トラックと聞くとどう感じるでしょうか?
「キツイんじゃないか」
「体力仕事で疲れるんじゃないか」
「運転するのが大変」
などとイメージする方も多いと思います。
確かに昔はイメージのとおり、そうだったかもしれません。
しかし、楽だと感じてこの仕事を長年続けている人もいるのです。
決まったことを決まった時間に正確にこなす。
何も考えなくてもいい楽さはあります。
これから転職して、このトラックの仕事をしてみたいう方。
このコンビニの配送の仕事について、解説したいきたいと思いますので、少しでも興味のある方は、ぜひご覧ください。
コンビニ配送の仕事内容
コンビニ配送の仕事は、届ける商品を積み込んで、各店舗を周り配達する仕事です。
これを毎日繰り返し行うだけです。
自分の担当するエリアは決められていて、その範囲内にあるコンビニへ、決められた順番で、決められた時間に届けます。
この配達を、午前の部と午後の部に分けて2回行うのです。
コンビニ配送の仕事は、面接を受ける先の会社が、何を扱っているのかが重要で、それによって仕事のやり方も変わってきます。
アイスなどの冷凍物か?
弁当など温度管理が必要な物なのか?
または常温で届ける物なのか?
といった具合に、扱う商品によって3種類あります。
この中で、今回ご紹介するのは弁当などの定温便です。
温度が管理されている、3tトラックでの配送となります。
この大きさは、すぐ慣れますし別に苦になりません。
覚えて慣れるまでは大変に感じますが、慣れた後は楽に感じるのがこの仕事の特徴です。
なぜなら、毎日同じことを繰り返し行うので、ルートや仕事のやり方は覚えられないことはありません。
何も考えなくても仕事ができる、別の事を考えていても良いというのは、ある意味楽に感じるでしょう。
この仕事のメリットとデメリット
同じことを繰り返し行えるというのは、経験を積めば積むほど楽になる仕事なのですが、嫌な面もあります。
それは、分刻みで時間に追われながらの仕事になるというところです。
例えば冷凍物でしたら、夏場は忙しくなったりするので、お店への到着時間を遅れないようプレッシャーを感じます。
ですが、遅れて急いでいるからと言っても、飛ばして運転したりすることもできません。
どこで何分休暇したのか、どこの道を何キロで走行したのかなどは、事務所ですぐにわかってしまうため、監視されている息苦しさを感じることはあります。
特に面倒なのが、走る速度は絶対に60キロ以下に抑えなければならないので、常にメーターは気にしなければなりません。
絶対に60キロを超えてはいけないのです!
自分が運転しているのを想像してみるとわかると思いますが、常に56〜58キロに意識して走るというのは、面倒で大変です。
さらに困ったことに、そんなスピードでトロトロ走っていますから、後ろから大型トラックが来ている場合、あおられる事も多く、それが精神的にやられます。
イライラしますが我慢するしかありません。
キレても得なことはありません。
でかでかと看板を背負って走っているので、相手も反撃できないだろうとやっています。
また、荷物の積み下ろしにしても、多少は体力を使いますし、配送先でも、中には嫌なオーナーもいるため気疲れします。
このようにデメリットばかり挙げてしまいましたが、良い所ももちろんあります。
最大のメリットは、人間関係の煩わしさが少ないことです。
僅か数分だけの対応。
積み込みが終わって配達に出れば、後は自分の時間が流れます。
面接までの注意点と待遇面について
この仕事をやってみたいと思っても、大手のコンビニの場合には、採用する側でも特に厳しい審査があります。
大まかな入社までの流れですが、まずは書類審査→面接→適正テスト→研修という流れです。
また、履歴書での書類審査に通過して、面接を受けたとしても、その後に【運転経歴証明書】や【健康診断書】の提出を求められる職場も多いです。
過去に何度も違反や事故を起こしているような人であれば、採用は難しいですし
健康診断や適正テストの結果、睡眠時無呼吸症候群のおそれがあるような人も、かなり厳しく審査されるでしょう。
適正テストでは、簡単な筆記問題などで一般常識を問われることや、動体視力なども検査され、基準に満たない人は合格できません。
トラックの運転手といえども、これだけ選考の段階で様々なチェックがされる理由は
- 大手コンビニの看板を背負って走っているのと同じですから、やはり変な人間を極力入れないようにすること
- 配達する物や、その数量を間違うことの無いようにすること
- 配達中に事故を起こさないようにすること
などを避けるため、選考の段階で様々なチェックがされます。
面接の時や、アンケートやテストに答えていく場合でも、間違っても『運転中に眠くなったことがある』などと正直には回答してはいけません。
誰だって眠くなった経験なんてあるはず。
でもバカ正直ではダメです。
こんなこと、誰しもあることですが、いつも疲れが十分に取れていて、健康で運転にも集中でき、事故を起こしたことが無い人が優先されます。
以上がコンビニ配送の仕事の紹介でした。
最後までありがとうございます。