ペットを飼っている方は、ペットを家族の一員として思っていて、毎日ごはんをあげることや犬なら散歩をします。
ペットはその可愛いしぐさなどで、逆に人間の心を癒してくれるかけがえのない存在です。
そのためか近年では、ペットは飼い主の寿命を伸ばすとまで言われています。
しかし、飼い主も仕事で出かけることもあれば、突然の入院や旅行など、長い時間家を空ける場合もあります。
そんなとき、飼い主に代わってペットの世話をしてくれるのが、ペットシッターなのです。
そんなペットシッターについて、仕事の内容をご紹介していきます。
動物が好きな方におすすめのストレスが少ない仕事
ペットシッターの仕事は、動物が好きな人にとって人間関係のストレスも少なく、その煩わしさから会社を辞めてしまった人にとっても、特におすすめできる仕事でもあります。
人間関係といえば、飼い主との接点なら少しはありますが、動物との触れ合いや外に出て新鮮な空気を吸うことで、仕事をしながら心を癒すことができるのではないでしょうか。
日本ではペットを飼う人が多くなっていますが、その反面、核家族化や、共働き世帯の増加によって、今後ますます需要が増えていく仕事でもあります。
そこで、ペットシッターとして働きたいと思われる方に、必要な経験や資格について、解説していきたいと思います。
ペットシッターの資格
ペットシッターになるには、とくに資格が必要というわけではありません。
しかし資格を持っていれば、飼い主さんからの信用も得ることができるため、安心感があります。
仕事を受ける面で優位になることは、間違いありません。
また、ペットシッターを行っている会社に就職するわけではなく、自分で開業するためには「動物取扱業の登録」が必要となります。
資格を得ることでこの条件をクリアすることができるメリットもあります。
さらにペットシッターの資格を取ると、【しつけ】の業務も行うことができるため、活躍の場が広がります。
YouTubeなどでも、活躍されている方が多くいます。
まったくの未経験者で、資格もないような人に、大切なペットを預けたいとは思いませんよね。
未経験者ならなおさら、資格は大きな武器になります。
ペットシッターの資格には主に次のようなものがあります。
【認定ペットシッター】
ビジネス教育連盟ペットシッタースクールで受講できます。
通学だけでなく、通信の講座があります。
【ペットシッター士】
NPO 法人日本ペットシッター協会が定める資格です。
通学コース・通信コース・さらに短期間(4時間講習×2日間+自宅学習)で資格が取得できる全国各地のカルチャースクールを利用した講習会があります。
ペットシッターの仕事内容
ペットシッターの仕事の内容は、飼い主から依頼されたペットのお世話をすることです。
決まった時間にエサを与えたり、トイレの掃除や、外へ散歩に連れて行くことなどがあります。
また、ペットと遊ぶということも重要な仕事の一つです。
しかし誰も見ていないからと言って、手抜きをしたり、ペットを粗末に扱うようなことは問題外です。
過去に監視カメラがつけられていることに気付かずに、仕事の手抜きをしたことが知られてしまった等という事例も存在します。
そのため、飼い主さんさんとの信頼関係を築くことが必要不可欠です。
鍵を預かることもあるため紛失などには気を付け、家の中の物は勝手に触ったり移動したりしないことも重要です。
ペットシッターの報酬
報酬に関しては、引き受ける内容にもよります。
また、ペットシッターの資格を持っている場合には、より高い報酬を得ることが可能です。
だいたいの相場としては、時給で1,000円から1,500円ほどですが、扱う内容や地域によっては2,000円以上の時給を得ることができる場合もあります。
意外と高収入ではないでしょうか。
ペットシッターのメリットとデメリット
短時間で高い時給を得ることができ、人間関係のストレスに悩むことがないことが最大のメリットとなります。
また、動物と一緒に遊ぶことで自分も癒されますし、ペットの世話をすることができない飼い主からも感謝される仕事です。
そのかわりデメリットもあり、ペットにケガをさせたり急に病気になってしまったりしないようすることが大切なので気を遣います。
その責任感が重圧となって、ストレスに感じてしまうかもしれません。
しかし、それでもベビーシッターよりは、少し気が楽にできる仕事なのではないでしょうか。