内職と聞くとどういったイメージをもたれるでしょうか?
給料が安い、細かい単純作業、主婦やお婆さんがやっているなどが思い浮かぶでしょうか。
パソコンなどを使用する在宅ワークとは違い、あまり良いイメージが出てこないかもしません。
いずれにしても、これを一家の大黒柱がやっているということはないと思いますし、内職から得る給料だけでは生活ができないと思います。
主に、専業主婦の小遣い稼ぎや、家からでられない事情のある人が行っているようです。
うつ病の人が社会復帰する際に内職を選択するメリット
私の親戚には歩けない身体障害者がいますが、その人は内職をしています。
障害年金をもらって生活しているのですが、やはり何か社会の役に立ちたいという思いから、内職をして働いています。
少しでも働くということが生きがいとなっているようです。
ですから、うつ病を発症して家に引きこもってしまったという方も、完全に社会復帰する前の段階として、内職をするという選択肢も良いと思います。
いきなり以前の会社と同じような企業に再就職しては、病気が再発する可能性も高くなります。
まずはストレスフリーな内職などで社会とのつながりを持つことができれば、症状が改善に向かうことが期待できるのではないでしょうか。
内職にはどのような種類があるのか?
内職と言っても、自分で材料を取りに行き、作業終了したら会社に届ける場合と、配達してくれるので、家から出なくても良いタイプ、郵送で送られてきたり、送ったりするタイプの3通りがあります。
そして仕事内容には次のようなものがあります。
- DM封入・シール貼り
- バリ取り
- 部品検査
- 簡単な組み立て
- はんだ付け
- 洋服の仕立て
ここに掲載したのはほんの一部ですが、世の中には数えきれないくらいの内職があります。
今は人手不足で求人も増えています。
条件も徐々に良くなってきていますので、仕事を探しやすくなっている今はチャンスですね。
内職で稼げる給料は?
稼げる額は、仕事の内容や熟練度によっても変わります。
だいたい月額で1万円~8万円程度になります。
慣れないうちは、手早く作業することができませんので数をこなすことができません。
仕事によって1個あたり0.1円~数円といったように単価がありますので、始めたばかりのうちは1万円を稼ぐのがやっとだと思います。
しかし熟練度によっては月に8万円ほど稼ぐことも可能なようですので、ちょっとお小遣い稼ぎというレベルをこえて本業に近い形になりますね。
いずれにしても単純な手作業を繰りかえすだけなので、誰でも覚えられますし、コツをつかんでだんだんと作業スピードも上がっていきます。
内職のメリットやデメリット
簡単な単純作業から、はんだ付けなどのように少しスキルや経験を要するものまでありますが、やってみて良かったと思う声や、辛かった等という声をインターネットで調べてまとめてみました。
【内職の利点】
とにかく出社しなくて良いのは大きなメリットです。
人間関係のストレスは皆無ですし、家にいて自分のペースで仕事ができます。
仕事もだんだん慣れて経験を積むと早くできるようになりますし、数が上がればそれが報酬につながるためやりがいもあります。
【内職の大変なところ】
作業自体は手作業で体を動かさないのですが、同じ姿勢で長時間いるということが、想像より疲れるようです。
また、作業スピードが給料に直結しますが、不良品などを多く出してしまうと契約を切られてしまう場合もありますので、スピードだけでなく正確さも求められます。
初めの慣れないうちは、『一生懸命頑張ったのに給料これだけ?』 と思うこともあるかもしれません。
さらに、自分のペースで仕事ができると言っても、会社側から数を求められる場合もあり、間に合わなかったり、断わり続けていると仕事を切られてしまう可能性もあります。
以上が内職についての解説でした。
冒頭でも書きましたが、私のようにうつ病を発症して一度会社を辞めてしまった方や、家に引きこもっている方などが、まずは自分の役割を持つことができ、社会との接点を持てるという点でも、内職は良い選択肢だと思います。